古民家ギャラリーうした・ガレッジ古本カフェ便り

古民家ギャラリーうしたと隣のガレッジ古本カフェで催している作品展、日々の発見!、書評、詩などを紹介していきます。

種(ジミとホールと僕)    鶴岡 卓哉

2021-04-22 07:32:23 | 詩・ポエム

種(ジミとホールと僕)


傾斜するロッカーの鍵をこじ開けたのはジミ

出来損ないの日干し煉瓦を積み重ねて家を造ったホール

猛烈に暑い砂漠で死んだ蛙はジミ

腐臭を放つパイナップルを齧っては吐き出したのはホール

そして、僕はというといつになくヘンな恰好をして踊るオレンジの種なのさ


 

拙者、旅がらすでごわす。今日も豆腐を求めて旅を続けるでごわす。旅のし過ぎで顔も摩耗してきたでごわす。ごわすごわす。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 君の夢の中で    鶴岡 卓哉 | トップ | 沈殿     鶴岡 卓哉 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

詩・ポエム」カテゴリの最新記事