曇りがちの天候で見られないものと思っていましたが、雲間から十五夜お月さんがお目見えです。
雲が多い分、返って風流でありますな~。
明日は”いざよい”迷い月。
明後日は立ったまま待つ”立待ち月”。
明々後日は、まだまだ明るい居待ち月。
そして、秋も深まる寝待ち月。
急に寒くなりました。
曇りがちの天候で見られないものと思っていましたが、雲間から十五夜お月さんがお目見えです。
雲が多い分、返って風流でありますな~。
明日は”いざよい”迷い月。
明後日は立ったまま待つ”立待ち月”。
明々後日は、まだまだ明るい居待ち月。
そして、秋も深まる寝待ち月。
急に寒くなりました。
美しい少女を見るとついつい後をつけてしまう男が主人公。
彼は教師をしていたが、教え子の少女の後をつけて行って、恋仲になり、発覚して教師を首になった男なのです。
その後も、その少女の部屋へ入ったことが見つかって逃げ出し、放浪生活中も、美しい少女を見るとつけ回しちゃうのです。
川端康成が書いたデカダンス小説。
教師になるくらいの知性があり、教え子と恋仲になるくらいの容姿を持っているのだから、そんなに変な人間ではないのだろうけど、なぜ、変な人間になってしまったのでしょうか。
それは、彼には、足が醜いというコンプレックスがあったのです。
そのために、超えてはならない一線をわずかにはみ出しながら生きていくのですね。
路肩ぎりぎりをよろめきながら歩く醜い足の男が、たまによろめき、どぶ板の隙間にはまるような切ないお話です。
その男が時より見せる、空想が、失敗した詩のように薄気味悪いが、少し美しいような気もするみたいな中途半端なところがまた切ないのです。
これを読んで、川端康成の小説をもっと読みたくなってしまいましたが、Wikiの代表作には載っていないのですね。正当なファンはあまりお好きじゃないようですw