ジャガイモの歴史は意外と新しく、江戸時代のころ世界に広まったようです。
ちょうど、世界が寒冷化に向かっている時代なので、ジャガイモに救われた人々も多かったのではないでしょうか。
ジャガイモの原産地は、南米のアンデス山脈にあるチチカカ湖のあたり。標高3800mの富士山よりも高い高地です。チチカカ湖に浮かぶ人工島(トトラという草で作られた浮島)で作られていたのでした。
そこからスペインへ行き、ヨーロッパ、アジア、北アメリカと広がっていきました。
アイルランドでは、岩盤の上に海藻や砂利、ほこりなどを積もらせて作った人工土の上で栽培して、人口を爆発的に増やすのに貢献したのがジャガイモでした。
数々の戦争や飢饉、開拓民などにお助け作物として重宝がられたジャガイモ。
まさに貧者のパン。
ジャガイモがあるかぎり、人間はまだ大丈夫じゃないかと感じます。