北海道開拓の黒歴史の記録です。
小さなエピソードの積み重ねで北海道開拓の深層をえぐっていきます。
囚人たちを強制労働させ原野を切り開いていくのですが、恐ろしいほどの死亡率の高さから、死刑の方がマシと思ってしまいました。
看守たちは、囚人に温情をかけることを禁止されており、囚人達の憎悪が脱獄や反抗に発展、情け容赦ない罰則にさらに憎悪が憎悪を呼ぶ悪循環の中、双方に殺し殺されの関係のままに進展していきます。
ほんとうに日本の話なのか疑いたくなる内容です。
小説としては主人公不在で取っつきにくいですが、北海道開拓の闇を理解する上で、読んで損はないでしょう。
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