角田山稲島コースには、登り口から1/3程度行ったところにお地蔵様があります。
脇に水場があり、ここをすぎると急階段がつづく本格的な登りとなるのです。
登山者の信仰があついようで、ちゃんと屋根つきで冬には傘がかぶせられています。
温度計も設置されていて、登りのペースの参考にもなります。
さて、昨日のことになりますが、あかねちゃん(家内)と角田山にのぼりました。
あかねちゃんがお地蔵様を見ると、いつも上がっているお供えのあめ玉がありません。
やさしいあかねちゃんは、あめ玉をふたつお供えしました。
無事に頂上まで行って、降りてきて、再びお地蔵様をみると、あめ玉がひとつになっています。
「誰か、お腹を空かせた人がたべたのだろうか」
とあかねちゃんは言いました。
お地蔵様のあめ玉を取るくらいお腹を空かせていたなら、ひとつで足りるわけがありません。
鳥や獣が食べないから、あめ玉がお供え物として使われているわけですから、そっちでもないでしょう。
とすると、考えられることはただ一つ。
お地蔵様が召し上がったということです。
美味しく食べてくれたのなら何よりですね
摩訶不思議なことがあるのも、山の魅力なのかなと思います
里山は昔から魂が帰る場所ですから、不思議なことがよく起こるようですよ。