この景色、いつまで?
新聞によると、地球温暖化対策を求めるデモが世界100か国、
2000都市で広がっているというが、日本ではそのようなデモ
のニュースが見られない。
気候変動に対する危機意識が背景となっており、デモの中心は
若者となっているようだが、この若者のエネルギーが、今の日本
では失われているようだ。
かつて、日本でも安保闘争など激しいデモが行われた時代があり
その時代は日本の経済が大きく向上した時期に重なることを思う
と、これからの日本の将来に不安を感じざるを得ない。
政治に対しても支持政党なしが最大層となっており、世界を変え
ようという気力がなくなり、あきらめが先立っているようだ。
変化を起こするのは若者のエネルギーこそ必要なのだ。
大都市の派遣社員に収まるより、人出不足の地方に行って、
苦しいながらも将来を夢見て努力しようという姿を見たいと
思うのだが、苦しさを知らずに育った現在の日本の若者には
無理なことかもしれない。 嗚呼!