原題:『Mr. Monk and the Airplane』
監督:ロブ・トンプソン
脚本:デヴィッド・M・スターン
出演:トニー・シャルブー/ビティ・シュラム/ブルック・アダムス/ティモシー・デイリ―/ゲイリー・マーシャル
2002年/アメリカ
なぞなぞの応酬について
本作に関して詳細は語らないが、機内でモンクと彼の前に座っていた少女のやり取りに関して書いておきたい。
少女が振り返ってモンクの方を見ると「Do you like riddles?(なぞなぞは好き?)」とモンクに訊く。「riddles」を「難題」と思ったモンクは仕事上いつも解いているために「Yes」と答える。少女は「Good. 'Cause I have one(よかった。私、一つあるから)」と言ったことでなぞなぞのことだと分かったモンクは「Did I say yes? I mean no.(はい、と言ったかな? 嫌いという意味だけれど)」と「なぞかけ」で応じるのだが、モンクの問いを無視して少女はとっておきのなぞなぞ「Pete and Repeat were in a boat. Pete fell out. Who was left?(ピートとリピートが船にいました。ピートが落ちました。誰が残っているでしょうか?)」を出題し、モンクは「リピート(Repeat)」と正解を答えるしかないのだが、これは「繰り返せ!(Repeat)」という意味になるので、少女は同じ質問を何回もするのである。
単純といえば単純なのだが、このギャグは完璧といっていいほどの出来栄えだと思う。
gooニュース
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