関東大震災から100年、今年は新聞やTVでもデマや誤報による朝鮮人や共産主義者の虐殺について報じられています。学生時代に日本史で知識として教えられただけだったので、今作で扱われる福田村事件のことは全く知りませんでした。SNSにて上映情報を探し、9月9日、運よくイベント遠征の空いた時間に観ることが出来ました。
震災が起こる前と後で村人たちの人間性が豹変したかと言えば、そうなのかもしれません。しかし、その下地は既に物語前半にて丁寧に描かれていました。大正デモクラシーの一方で蔓延る軍国主義、生まれながらの身分差別(どちらが下かという目線)、アジアで日本が行ってきたこと等々。彼らの心のうちに重く横たわるそれらの影響が、終盤の恐ろしい事件へと繋がっていきました。
そんな時代を経て現代があるということ、もっと学ばなければいけないということ、現代はもう同じ事件は起きないと決して言えないこと、様々なことを考えさせられます。
惨殺のシーンはレーティングの関係で控えめ描写だったのと、ストーリーテラーの夫婦(特に妻)の行動がイマイチあやふやで時々作品から浮いていたのは気になるところでありました。このような残酷な事件をエンタメに落とし込むのは難しいんだろうなぁ…。
震災が起こる前と後で村人たちの人間性が豹変したかと言えば、そうなのかもしれません。しかし、その下地は既に物語前半にて丁寧に描かれていました。大正デモクラシーの一方で蔓延る軍国主義、生まれながらの身分差別(どちらが下かという目線)、アジアで日本が行ってきたこと等々。彼らの心のうちに重く横たわるそれらの影響が、終盤の恐ろしい事件へと繋がっていきました。
そんな時代を経て現代があるということ、もっと学ばなければいけないということ、現代はもう同じ事件は起きないと決して言えないこと、様々なことを考えさせられます。
惨殺のシーンはレーティングの関係で控えめ描写だったのと、ストーリーテラーの夫婦(特に妻)の行動がイマイチあやふやで時々作品から浮いていたのは気になるところでありました。このような残酷な事件をエンタメに落とし込むのは難しいんだろうなぁ…。
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