∧ ∧ ∧∧
(,,゚Д゚) (゚ー゚*)タマチャン ダイスキ
| <∞>⊂@*@)
|U..V | 8---8
.@| : | /∞ ∞\
..U..U ~~~~~
健康だけが趣味のようなタマにも
やがて彼女ができ
そして結婚しました。
∧∧ ∧∧
(,,゚Д゚) (゚ー゚*)
(| ⊃ ⊂⊂ |
~| | | |
し`J し`J
そして子供も生まれました。
∧ ∧
(*゚ー゚)
~(___ノ
しかし、その幸せは
長くは続きませんでした。
___∧ ∧___
|__(;゚-゚) __|
|\_〃´ ̄ ̄ヽ.__\ ∧◎∧
| |\,.-~´ ̄ ̄` ー~\ (´Д`; )
\|∫\ _,. - 、_,. - 、_ (ヽ /)
\ \ \ |__Ω_|
\ || ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|((__)
\||________|
2人の大切な娘が重い病にかかり
倒れたのです。
現代医学では治療できない
不治の病です。
自分が絶対的な信頼を寄せていた
現代医学に見放れたタマは
為すすべもなく神社にお参りに行き
神頼みをする毎日でした。
∧∧ ∩_∩
(,,゚Д゚)? (´m` )
(| つ ⊂、 )
~| | 了 | | |
し`J |(_(__)
ある日
いつものように
神社にお参りに行ったタマは
そこで不思議な雰囲気の老人に
話かけられました。
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
| こんにちわ(´m`)|
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\_ _/
| (,,゚Д゚)誰だお前は? | ∨
\__ ______/
|/
∧∧ ∩_∩
(,,゚Д゚) (´m` )
(| つ ⊂、 )
~| | 了 | | |
し`J |(_(__)
|\
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄\
∧ | 死神ですよ(´m`) |
/ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\__/ ̄
| (;゚Д゚)し、死神だと!? |
\____________/
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
|叶えてあげますよ貴方の願い(´m`) |
\_/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\____/
__________ ∨
| (,,゚Д゚)願い? |
\__ ______/
|/
∧∧ ∩_∩
(,,゚Д゚) (´m` )
(| つ ⊂、 )
~| | 了 | | |
し`J |(_(__)
|\
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
∧ |娘さん助けたいでしょ?(´m`)|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\____/
| (,,゚Д゚)できるのか!? |
\____________/
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
| 勿論です。でも条件が一つ(´m`)/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\_ _____/
| (,,゚Д゚)? | ∨
\__ ______/
|/
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
| 貴方の魂を頂きます(´m`) |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\_____/
| (;゚Д゚)な、なんだと!? |
\____________/
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \
| 実は、前から貴方には \
| 目を付けていたんです(´m`)|
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\_ _/
| (,,゚Д゚)なんだと? | ∨
\__ ______/
|/
∧∧ ∩_∩
(,,゚Д゚) (´m` )
(| つ ⊂、 )
~| | 了 | | |
し`J |(_(__)
|\
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
|貴方ほど命を大切にしてる人も珍しい |
|貴方の魂は価値があるんです(´m`) |
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\____/
| (,,゚Д゚)価値? |
\____________/
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
| ええ、自殺した奴の魂など |
| 何の価値もない。 |
| 生命力の無い魂など |
| 誰も買いません(´m`) / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\_ _/
|(,,゚Д゚)…少し考えさせてくれ| |/
\__ ________/
|/
∧∧ ∩_∩
(,,゚Д゚) (´m` )
(| つ ⊂、 )
~| | 了 | | |
し`J |(_(__)
/|
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
| まあいいでしょう。 |
| じっくり考えてください(´m`) |
\________________/
タマはその帰り道
入院している娘に合いに行きました。
娘はとても衰弱していました。
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
| …(゚Д゚,,) |
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\_ __/
| (;゚-゚)…パパ | |/
\__ ______/
|/
___∧ ∧___ ∧∧
|__(;゚-゚) _| (゚Д゚,,)
|\_〃´ ̄ ̄ヽ.__ ⊂ |)
| |\,.-~´ ̄ ̄` ー~\ |
\|∫\ _,. - 、_,. - 、_ \
\ \ \
\ || ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
\||________|
|\
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄\
| あ、ゴメン… |
∧ | 起こしちゃったな(゚Д゚,,) |
/ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\__
| (;゚-゚)…パパ |
\____________/
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
| ん?どうした(゚Д゚,,) |
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\_ _/
| (;゚-゚)アタシ、シヌンデショ?| |/
\__ _______/
|/
___∧ ∧___ ∧∧
|__(;゚-゚) _| (゚Д゚,,)
|\_〃´ ̄ ̄ヽ.__ ⊂ |)
| |\,.-~´ ̄ ̄` ー~\ |
\|∫\ _,. - 、_,. - 、_ \
\ \ \
\ || ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
\||________|
|\
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄\
∧ | え…(゚Д゚;)! |
/ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\_/
| (;゚-゚)…アタシネ… |
\____________/
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
| ……………(゚Д゚,,) |
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\_ _/
|(;゚-゚)コンド ウマレカワッテモ| |/
| マタ パパノ コドモニナリタイ|
\__ _______/
|/
___∧ ∧___ ∧∧
|__(;゚-゚) _| (゚Д゚,,)
|\_〃´ ̄ ̄ヽ.__ ⊂ |)
| |\,.-~´ ̄ ̄` ー~\ |
\|∫\ _,. - 、_,. - 、_ \
\ \ \
\ || ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
\||________|
|\
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄\
| !!! (゚Д゚;) |
\_________/
タマは胸がつまりました。
涙がこぼれそうになるのを
必死に我慢しました。
無理に笑顔を作り
娘の頭を優しく撫でました。
∧∧ ∩_∩
(,,゚Д゚) (´m` )
(| つ ⊂、 )
~| | 了 | | |
し`J |(_(__)
翌日、タマは決心し
神社に向かいました。
そこには昨日の老人がいました。
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
| …決心はつきましたか?(´m`)|/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\_ __/
|(,,゚Д゚)俺の魂はくれてやる! | |/
| そのかわり… |
\__ _________/
|/
∧∧ ∩_∩
(,,゚Д゚) (´m` )
(| つ ⊂、 )
~| | 了 | | |
し`J |(_(__)
|\
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ | ええ、娘さんは |
| かならず助けます(´m`) |
/ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\_____/
| (,,゚Д゚)約束だぞ |
\_________/
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
| 確かに魂はいただきました… |
\ /
 ̄ ̄ ̄|/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
人∩_∩
((;;))´m` )。O愛という感情が
⊂、 ) 理解できない。 了 | | | 娘のために
(_(__) 父親が命を捨てる。
人間とはいやはや難解だ…
⊂⌒~⊃。Д。)⊃
______________
死神がタマの魂を取り出すと…
タマはその場に倒れました。
⊂⌒~⊃。Д。)⊃
______________
それからどれだけの
時間が過ぎたでしょう。
∧∧
(゚ー゚*)パパ~
(___)~ 三=-
タマの娘が倒れているタマに気がつき
駆け寄りました。
⊂⌒~⊃。Д。)⊃
∧ ∧
(゚-゚*)アレ? パパ ドシタノ?
⊂⌒~⊃。Д。)⊃ (___)~
タマの娘はパパにすがりつきました。
でも…タマはぴくりとも動きません。
∧ ∧
(>O<*) パパ? シンジャッタノ?
⊂⌒~⊃。Д。)⊃(___)~ パパーッ
シンジャイヤ
パパ! パパ! パパ!!!!
そのとき、一筋の涙が…
娘の目から落ち
タマの頬を伝いました。
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
| …あれ? |
\ /
 ̄ ̄ ̄|/ ̄
∧∧
(,,゚Д゚) ∧ ∧
/ | (゚ー゚*) パパ!!
~OUUつ (___)~
アタシ ゲンキニナッタノヨ!
そのとき、タマが目を開けました。
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
| うっ、ううっ… |
\ /
 ̄ ̄ ̄|/ ̄ ̄
∧∧ ∧∧
(,TД(゚ー゚*) ドシタノ?パパ
/,,⊃(___)~
~て ) _)
(/ ∪
タマは嗚咽し、娘を抱きしめました。
感情が押さえきれず、涙を流しました。
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
| …気がつきましたか(´m`) |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\_ ____/
| (,,゚Д゚)死神の爺さん!| ∨
| なんで俺は… |
\__ ______/
|/
∧∧ ∩_∩
(,,゚Д゚) (´m` )
(| つ ⊂、 )
~| | 了 | | |
し`J |(_(__)
/|
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
| 貴方の魂は高く売れる。 |
| そう思いました。 |
| しかし貴方が |
| 娘のために死を覚悟した瞬間 |
| 魂の価値が下がってしまった。 |
| どうせ買い手つかない魂だ |
| 捨ててしまうのもなんだし |
| 貴方の体に戻したわけです |
\________________/
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
| (TДT)ううっ… |
| ありがとう…爺さん |
\__ ______/
|/
∧∧ ∩_∩
(,TДT) (´m` )
|つ つ ⊂、 )
~| | 了 | | |
し`J |(_(__)
|\
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄\
| ははっ、よしてくださいよ。 |
| 長いこと死神をやってるが… |
| 礼を言われたのは初めてだ… |
| なんだろう |
| この胸のあたりが暖かい |
| 気持ちは…?もしやこれが… |
\_____________/
愛なのだろうか?
決〓たまこ〓心
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