【刑事タマ】
『序章』
暗闇にポッと火が灯る。
その火先は
バージニアスリムライトメンソールの
先で燻り
その人物の口元だけを
暗闇の中に浮かび上がらせた。
やがて煙草の紅い火種だけが
チリチリと音を立て…
口元から紫煙となり
夜の闇へと溶け込んでいった。
…また静寂の闇が訪れた。
飲みかけの缶に煙草を放り投げると
ジュ
と短い音が心地好い。
缶をその場に置くと
その人物は思いっきり
夜風を肺に吸い込み
そして吐き出した。
立ち上がったその人物の眼には
ある種の覚悟があった。
【選択肢】
↓
1トイレに行く
2捜査一課に行く
1【トイレ】
「ふぅ…ずっと我慢してたんだよね~♪」
警察官がトイレに入ると…
謎の男がいた!
「ぅほ♪いい警察官♪」
「な…何なんですか…あなたは?」
謎の男は扉を背にすると
後ろ手に鍵を閉めた。
そしてゆっくりと
ジッパーを下ろすと
おもむろに自分の
イ○モツを取り出した。
「ちょっと!た…逮捕しますよ!」
「トイレでイチ○ツを出すのが…
何かの罪になるってぇのかい?」
「い、嫌ァ~~~!ヤメテっ!」
「へっへっへ♪
上の口は嫌がってても…
下の口はヨダレを
垂らしていやがるぜ♪」
「そ、そんなこと…
そんな事ないんだかんねっ!」
「や ら な い か ?」
「アッアーーー!」
殉職!
あなたは死にました…
GAME OVER
タイトルに戻るwww
⇒ 2【捜査一課に行く】
2【捜査1課】
警察官が捜査1課に向かうと…
トリオザ捜一と目が合った。
伊丹 憲一
三浦 信輔
芹沢 慶二
の3人だ。
明らかに
不審な者を見るような目つきで
伊丹が睨みつけてくる。
「どちら様で?」
階級には関係なく…
ともかくここでは
一番の新米なのだ。
警察官は軽く敬礼してから…
「ハッ!
本日付で特命係に
配属となりました…」
主人公の名前を入力してください。
カタカタカタ…
カチャカチャ…
蛇原多魔k…
【蛇原多魔子】
これでよろしいですか?
ああ…いいですね♪
へぇ…そーですか♪
どーもありがとうwww
いや…
どちらかといえば男性主人公
希望なんですけど…(^ω^;)
「…配属となりました
蛇原多魔子巡査部長であります!」
決まった!
完璧過ぎるほどにwww
「とく…」
ビックリした顔で
芹沢が絶句すると…
「めい…」
困り果てた
というような顔で
三浦も絶句して…
「がかりぃ~?」
鬼のような顔で
伊丹が睨み上げる…
なんとまぁ
息の合った三人組だ。
「まずは
捜査1課のボスに会えと
言われましたもので…」
3人はポカンとしていた。
「おい…ボスって誰だ?」
「俺に聞かれても…
お前知ってるか?」
「知らないですよっ!
山さんに聞けば知ってるかも…」
「それだったら…
長さんのほうが良いんじゃないか?」
「いや…やっぱり
そういう事は…ゴリさんだろっ♪」
多魔子は…
3:山さんに聞く!
4:長さんに聞く!
5:ゴリさんに聞く!
3【山さん】
「ワシは…知らんよ?」
4【長さん】
「ボスなら…
トイレに行ったよ
…ふふふ♪」
1に戻る
『嫌な予感がする…
トイレはやめておこう…』
5【ゴリさん】
「ボスなら…課長室にいるよ♪」
6【課長室】
多魔子は課長室の前まで来た!
7:ノックせずに
ドアをいきなり開ける!
8:ノックしてから開ける!
7ノックなし【情事】
「キャーーーーー!」
「誰だっ!ノックもなしに貴様っ?」
ボスの
とんでもないところを
目撃してしまった!
ボスは扉を背にすると
後ろ手に鍵を閉めた。
そしてゆっくりと
ジッパーを下ろすと
おもむろに自分の
イ○モツを取り出した。
「ちょっと!ボス…た…逮捕しますよ!」
「自分の部屋でイチモツを出すのが…
何かの罪になるってぇのかい?」
「いや…なるだろwww」
「へっへっへ♪
上の口は嫌がってても…
下の口はヨダレを
垂らしていやがるぜ♪」
「そ、そんなこと…
そんな事ないんだかんねっ!」
「ぅほっ♪や ら な い か ?」
「アッアーーー!」
殉職!
あなたは死にました…
GAME OVER
タイトルに戻るwww
⇒8ノックをしてから開ける
8【ボス】
「キミが蛇原くんか?
官房長から聞いているよ♪」
「ハッ!」
多魔子は敬礼する。
「ところでキミに
ニックネームを
付けたいと思うのだが…」
「はっ?」
多魔子は躊躇する。
「ウチの署はね…
それぞれあだ名で呼んでいる…
ま…コードネームの
ようなもんだ♪わっはっは♪」
「ボス…
い〜らね〜ですわっ!
お聞き及びの事とは
存じますが…
わたくし潜入捜査で
配属されましたので
いかんせん
目立つような事は
控えたく存じ…」
「蛇原…だから…
スネークでいいか♪」
「ボス…聞いてますか?」
「さっそく特命係に
向かってくれスネーク♪」
「…ハッ!了解であります!」
命令されると
思わず敬礼してしまう…
警察官の悲しき性であるwww
多魔子は…
9:トイレに向かった!
10:特命係に向かった!
『トイレには…行かねぇって!』
10【特命係】
多魔子は
組織犯罪対策五課の片隅にある
特命係の前に立っていた。
「…うん!
とりあえず
ノックはしとこうwww」
と…何故だか
強迫観念のように
ノックしなきゃと思い
構えたところで
ガチャッと扉が開いた。
「暇かっ?…ん?あんた誰?」
出てきたのはメガネを掛けた
髪の毛の薄い男だった。
「ハッ!
本日付で
特命係に配属となりまし…」
男は顔の前で手をピラピラと振った。
「ああ…違うよ!俺は…
組織犯罪対策五課長の角田…
角田六郎っていうのw」
「はぁ…あの…」
質問の内容が
わかっているかのように
多魔子の言葉を遮って
課長が続ける。
「警部なら
現場に向かってるよ!
密室殺人事件だってさ♪
おっかないよねぇ」
「それで…
現場というのは?」
多魔子は…
11:トイレに向かった!
『行かんて!!!』
12:現場に向かった!
12【現場】
事件現場『愛川宅』
「ごくろー様です!」
若い警察官に敬礼して
現場へと入る。
現場である屋敷の離れは
横に長い建物だった。
それはまるで…
トレーラーのような…
現場から3人組が出てきた。
さてはさっきのトリオだな?
と思ったが…
どうやら様子が違う。
「はじめましてお嬢さん♪
ダンディー鷹山です♪」
「おいっ!タカ!
抜け駆けはよせよっ!
セクシー大下です♪
ユージって呼んでもOK♪」
「あ…町田です…」
「いや…お前その格好ビーバップだろ!」
「いや…衣装が学生服しかなくて…」
「関係ないねっ!」
何だこの…
バラエティー色の濃い3人は?
と思っていると…
3人の後ろから
さらに輪を掛けて
騒がしい女性が駆けてきた。
「ちょっと!あんた達…
あたしの服どこやったのよっ?」
「おいっタカ!ヤバいぜ…」
「ユージ…逃げるぞ!」
「あっ!いつも
俺を置いていくんだもんなぁ!」
何だったんだ…
まさか刑事?
どうあれ…
あぶない職場だwww
そうこうしていると
ずんぐりむっくりとして
眼鏡を掛けた男が話し掛けてきた。
「おや?見ない顔ですなぁ?」
「本日付で
特命係に配属になりました!
蛇原多…スネーク…で…す…」
「ああ!
例のコードネームですなwww」
「皆さん付いてるんですよね?」
「ははは…いやいや…
ちょっとした遊びですから…
気に入った場合だけ
名乗ってくださいねw」
「そうなんですか…」
もう2度と
コードネームは
口にすまいと心に決めた。
「申し送れました…
私…警視庁刑事部鑑識課員の
米沢 守です♪」
「では…米沢さん…」
「ロッカクです♪」
「はっ?」
「コードネームは…ロッカクですw」
「はぁ…
杉下さんって方を
探しているのですが…」
米沢は困ったような顔になった。
「それがですなぁ…
先ほどまで
ここに居られたのですが…」
「行き違いでしたか…」
「まぁ…あのお方の
行動力は凄いですからなぁ♪」
「そうですか…」
「あなたも独自に
事件を調べれば…
杉下警部に
辿り着くと思います…」
「なるほど…確かに!」
「あっ!その前に…」
多魔子は…
13:トイレに向かった!
14:状況を聞く!
14【概要】
「行かねぇよ!」
「えっ?」
「トイレにゃ行かねぇよっ!」
「それはご自由にwww」
「トイレに戻らされてばかりなのよ…」
「何の話ですかな?」
「何でもないです…
事件の概要を教えてください…」
「こちらのですな
図をご覧下さい!」
「壁に血痕ですね…」
「ええ…被害者は愛川 欽也
ガイシャの頭部から大量の
失血があり頭蓋骨陥没…」
「あいかわきん…
えっ?陥没ですか?」
「そうなんです!
おそらくですな…
よほどの怪力な犯人が
壁に叩きつけたとしか…
考えられんのです…」
すると…
部屋中に響き渡るほどの大声で…
「俺のとは違うなぁ~~~!」
「あ…倉石さん…」
同じく鑑識の人間だろうか?
やたらと声のデカい男だった。
「俺のとは違うなぁ~~~♪」
多魔子は米沢に耳打ちする。
「あの…この人は?」
「捜査一課検視官の
倉石 義男さんです…」
「あんた~~~誰だ~~~?」
倉石は下の方から多魔子の顔を
舐めるように見上げていた。
「へ…蛇原多魔子です…刑事です…」
「ほぅ…じゃあんた…どう見る?」
多魔子は被害者の遺体を見て
あきらかに違和感を感じた。
手足があらぬ方向に曲がっていた。
「これは…骨折?」
「ええ…しかも…
身体の右側だけが
複雑骨折してるんですなぁ…
これが…」
「それって…」
「怪力の男が壁に叩きつけたとしか…」
「俺のとは違うなぁ~~~~~!」
「うるさっ!」
「現場は内側から鍵が掛けられていて
完全なる密室だったのです…」
「密室殺人で部屋の中で複雑骨折…」
「そうなんです…」
「はっはははははは…」
「蛇原さん?」
「あっははっははははは…」
「何か分かったんですか?」
「さっぱり解らない!」
「おっ?」
「実におもしろい♪」
「丸ごとパクりましたなぁwww」
「何の話でしょう?」
「とりあえず
奥さんか家政婦さんに
話を伺ってみては
如何でしょうか?」
多魔子は…
15:愛川夫人に話を聞く!
16:家政婦に話を聞く!
15【愛川夫人】
「妻のケロンパです!」
「でしょうねwww」
「えっ?」
「いえ…こちらの話です…」
「主人は…
世界のことを
調べるのが好きでした!」
「はぁ…」
「そして何か分かると…
な~るほどな!世界!
と言ってましたわ…」
「そんなん聞いてません!」
「えっ?」
「ご主人の口癖は聞いてません!」
「はいっ消えた~!」
ケロンパは机を叩く。
「え~と…昨日のご主人との
ご様子をお聞かせ願いますか?」
「昨日は
昼過ぎから…パコっていて…」
「お…奥さん?おおお奥さん…」
「何でしょうか?」
「その…まぁ…
ご夫婦ですから…
パコってくれて
全然構わないんですけど…
出来れば
それ以外のところを♪」
「パコリ以外は
記憶に御座いませんわ…」
「何でやねんっ?!
昼過ぎから…ずっと~?」
「ええ♪
庭をジョギングしながらパコって…
テニスをしながら
パコーンパコーンってパコって…
ゴルフをしながらパコって…
19番ホールに
ホールインワンなんつって♪」
「やかましいわっ!
キンキンのキンキンが
エラい事になるじゃろがいっ!」
「それで深夜2時ごろ…
主人があの離れに…」
「半日以上
パコってんじゃね~よwww」
「特にいつもと
変わったところはありませんでした…」
「毎日毎日パコってんのかよっ?!」
「主人は何で死んだんでしょうか?」
「そんだけパコってりゃ
過労死だよっ!ばかっ!」
「そういえば…
ちょっと気になる事が…」
「何ですか?」
「独り言だったんで…
よく聞き取れなかったんですが…」
「構いません!分かる範囲で…」
「あいつさえいなければ…
必ず俺がこの手で殺し…
あの女…絶対許さない…
チクショウ!
あの女の住所は…
電話番号は…
ってブツブツ言っていましたわ♪」
「それって
独り言っていう
レベルじゃないよね?
住所まで?
電話番号まで…
つぶやいちゃってた?」
「はい」
多魔子は…
16:謎の女の住所に!
17:家政婦の話も聞く!
作者がトイレに行くので
次回に続く…
ん?
トイレ…?
アッアッ…アッーーー!
薔〓たまこ〓薇
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