無名会

連 句 で 遊 ぼ う!
楽しくなければ連句ではないよね。

10月無名会

2013-10-21 22:18:46 | Weblog

無名会10月              2013年10月21日発行

 
(10月9日立川昭和記念公園にて)

いろいろな木の実が色づいて秋らしくなってまいりました。でも紅葉はまだですね~。
10月は16日(水)に無名会例会がありました。祐さんが句集「半分」を上梓され、
そのご自身装丁の本の内容ともども、美しさに感心いたしました。
句の作り方等話は盛り上がりました。流石でしたね。

ナンバンギセル

 二十韻「野にも海にも」

   都会にも野にも海にも秋嵐      星 明子
    籬の菊にながむ弦月        藤尾 薫
   走り蕎麦の匂いほのかに打ちあげて  玉木 祐
    しんと沈もる包丁の銘       古賀直子


   うちの父職人気質の頑固者         薫
    宇宙に結ぶ恋を夢みる          明
   はなちゃんは年長組のかぐや姫       直
    あんぱんまんは逝ってしまった      祐
   銅像は青葉若葉の故郷に          明
    タコ焼きほうばり祭笛聞く        薫 

ナオ
   サーカスの馬にピエロの鞭をあて      祐
    仏蘭西土産は大きな鞄          直
   ななつ星豪華列車は二人連         薫
    四畳半にて共に熱燗           明
   月皓々シュプール描くスキー場       直
    靴が並んで嗤っているぞ         祐 

ナウ
   借りものの羽織をたヽむ楽屋裏       明
    お茶漬の菜目刺こんがり         薫
   花盛り鬼面をつけて薪能          祐
    耕すひとは帰り仕度を          直 

    平成二十五年十月十六日 首尾
      於 聖蹟桜ヶ丘関戸公民館

 

立川昭和公園のコスモス