Truth Diary

東大寺と東北 特別展

 4月末から東北歴史博物館で東日本大震災復興祈念特別展が開催されているので、観覧してきた。東大寺の寺宝など国宝17点重要文化財25点が東北では初展示、日曜日とあって大勢の観覧者がおしかけ館内は賑わった。
 東大寺と東北とのつながりは大仏が天平17年(745年)鋳造が完成し黄金色に鍍金するのに必要な金が無くて陸奥国小田郡(現在の宮城県涌谷町)で金が算出され約12キロが献上され大仏の鍍金にもちいられたという。また近年においても昭和40年代から修二会と呼ばれる除災招福を祈る法会で着用される紙衣に、白石和紙が用いられるなど奈良時代から今日に至るまで東北との深いつながりがあったという。こうした関連展示物もあり興味をそそられた。
 観覧料1500円は決して安くはないがそれだけ重要な展示物だということだ。天気が良く敷地後方にある移築した古民家今野家住宅を見て、館を取り囲む大きな池を散策して娘が学芸員時代度々来館していたことを懐かしく思い出した。当時お世話になった方もまだ居られてご挨拶した。その後ムール貝探しに塩釜仲卸市場に行ったが当地方では需要が少ないとの事で入手できなかった。

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