Truth Diary

漢字の歴史と美 漢字三千年展

 多賀城の東北歴史博物館で開催中の特別展を観てきた。甲骨文字に始まる記録伝達方法としての文字の発明から始まり、酒を入れる壺や器に書き記した文字、絹布などに金泥で書かれた文字、次いで紙に墨書と時代の変遷とともに記録法も変遷現代にいたる。
 こうした三千年にわたる漢字の歴史、そして単なる記録から読みやすさ書きやすさ、そして美しさを追求して発展してきた。中国の国宝にあたる国家一級文物などを含む貴重な展示品が観られ満足した。
 その後、企画展で伊達騒動に関わる涌谷伊達家の古文書を見て、以前少し研修を受けた古文書を読みくだしてみようと考えたがそう容易ではなかった。館長講座もありイタリアシチリア島での遺跡調査とローマ皇帝の別荘などの遺跡を写真で見せられ約20年前ローマ、ポンペイに旅行した時いたる処で遺跡の発掘作業がなされまさに遺跡の街だと感じた事を懐かしく思い出した。
 その後さらに欲張って館裏側の今野家住宅(江戸時代末期桃生郡北上町にあった肝入宅を博物館敷地に移築したもの)を見学、そこで解説ボランティアをしていた、元会社の同僚と出会いしばし懐古談、そこの畑彼がで育てたという立派なジャガイモをいただいた。
 娘が博物館に勤めていた当時お世話になった方で自分の娘のようにいろいろ心配してくれて有難い方だ。ほんの一寸のつもりがまる一日になってしまった。リタイヤ後此処で約20年ボランティアを続けているそうで就業支援を5年間で辞めた身としては頭が下がる。

 

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