一年ぶりに展覧会に出かけました。
谷口ジローさんは「孤独のグルメ」で有名になりましたが、自分が印象に残っているのは「ブランカ」「神の犬」「犬を飼う」など犬をテーマにしたものや「K」「神々の山嶺」などの山岳ものです。特に「犬」を描かせたら谷口ジローさんを超える人はいないと思っています。(犬好きなので)
◆「神の犬」の生原稿 一気に引き込まれます
谷口さんの作品はストーリーや人物描写も素晴らしいですがなんといってもあの驚異的な「絵」の力。そしてそれを最大限に生かす構図、コマ割り、構成。
今回はいくつかのテーマにそって生原稿、スケッチ、イラスト、水彩画などが300点ほど展示されていますが、ひとつひとつがものすごい情報量と熱量を持って迫ってくる充実の展覧会です。
◆エントランス
◆年代やテーマによって構成されています
◆貴重なデビュー作も展示
◆キャラクターのスケッチ
◆ため息が出るほど緻密な一枚
◆「孤独のグルメ」のコーナー
◆生原稿 ほとんど修正がありません
◆全作品撮影可です! 撮影スポットもあります
◆「歩く人」
◆名作「犬を飼う」 この三枚でもう泣けました
◆カラーイラスト、水彩画 これも素晴らしい
◆光年の森(遺作)
◆画材と自画像
◆ロビーに佇む五郎さん
◆ミュージアムショップ 単行本がいっぱいあります
平日火曜日の昼前からでしたが混雑はなく静かにじっくり見られました。いつまでもここにいたいと思わせる大満足の展覧会でした。
谷口ジローファンはもちろん多くの方におすすめしたい展覧会です。
◆落ち着いた雰囲気の世田谷文学館
(2021.10.16)