「博物館に初もうで」から半年ぶりの東京国立博物館。今回は「古代メキシコ展」です。
昔から古代メキシコのマヤ文明やアステカ文明の独特の造形やデザインが大好きでした。それにメキシコといえば恐竜絶滅の原因と言われる巨大隕石が海に墜落したユカタン半島のクレーターもあり、恐竜好きには聖地でもあります。陽気なマリアッチ音楽も好きです。
展示の最初はこの小さな人物像。これが紀元前1000~400年頃のものとは驚きです。いい表情!
(以下、作品の年代や各文明はバラバラです)
頭蓋骨にこんなことをしてしまうとは!
人物も動物もみんな生き生きと表情豊かでユーモラス。
装飾ものびのびとしています。
巧い!
猿です。
法隆寺夢殿の救世観音像に似ていると思いました。
そのまま本に出てきそうな漫画チックな壁画の人物。
石彫や石板もダイナミック。
人物像の周りの象形文字にもすごく惹かれます。どことなく相撲文字や勘亭流などの日本の江戸文字筆を思い出します。
これ好きです。
しかしこれらを解読した人はすごいですね。
面白かったのは古代の楽器。
法螺貝に似た笛。いいデザイン。
木鼓(木魚のようなものか?)
マヤの遺跡で見つかった女性の墓と出土品を再現した「赤の女王」のコーナーも神秘的でした。
石棺を開けたとき、中は真っ赤だったそうです。
比較的小さな像や装飾品が多いのですが中にはこんな大きなものもありました。
いちばん大きな「鷲の戦士像」約170㎝
神に捧げる供物の台
古代メキシコ文明に浸ったあとはマリアッチのコンサート。
ちょうど「メキシコウイーク」というイベントで館内ロビーでのコンサート。大勢のお客さんで盛り上がっていました。また建物の前庭ではメキシコ料理の屋台などもありとても楽しい雰囲気でした。(ともに現在は終了)
(2023.07.07)