クサガメと一緒に~

うちのクサガメ3匹、
ヤエヤマイシガメ1匹の毎日と、
その他亀に関するブログです

亀が来た3

2018-03-16 | 過去の話
我が家に迎えた小さな亀
嬉しくて嬉しくて、とにかく何かをしたくて、
毎日のようにレイアウトを換えていました。
登りやすい木や石、
見栄えのいい水草、砂利。
水は多い方がいいのか少ない方がいいのか。

外を歩けばよさそうな石を拾ったり、ペットセンターに行って砂利や流木を買ってみたり。

亀にとってはいい迷惑だったと思います。相当なストレスだったはず。
本当に本当に悪いことをしたと思うのですが、当時はそれもみんな「亀のため」と思っていました。

そんな毎日でしたので、亀はちっともご飯を食べてくれませんでした。
それもまた心配で心配で、ご飯をあげては指で口元までもっていったり、口の中に入れてみたりもしました。
小さな亀なのに案外力は強くて、口はなかなかあけてくれないし、口に入れてもプイッと吐き出してしまいます。

その当時は今のようにネット環境もありませんでしたし、亀の飼育本もあまりありませんでした。
私はただおろおろするばかり。
そんなある日、ご飯をあげた後に亀から離れて、しばらくして戻ってみると・・・
パクパク自分で口をあけてご飯を食べている亀の姿。
もうびっくりしました。
いつも石のように固まっていた亀がそんな動きをすること、自分でご飯を食べていることが信じられませんでした。そこでようやく、自分が亀の邪魔をしていたこと、ストレスをかけてしまっていたこと、「亀のため」と思っていたこと全てが自分のエゴだったことに気が付きました。

そして、この亀がこんな環境でも元気でいてくれたことに心から感謝しました。

亀が来た2

2018-03-02 | 過去の話
念願の亀の飼い主になった私ですが、
その夜はなかなか寝つけませんでした。
亀を飼えたから嬉しくて~というわけではなく、
お店で我が家に迎えた亀と一緒にいた、
尻尾の欠けた亀が心に引っかかっていました。
尻尾が欠けた亀を買ってくれる人がいるだろうか?
私は尻尾なんてどうでも良かった、連れて帰るべきはあの亀さんだったのかも?

その時は真剣にそんなことを考えていました。
我が家に来たからといって幸せかどうかもわからないのに。
振り返ると、なんだか偉そうですね。
気持ちが高ぶっていたせいかもしれません。

数日悩んで、これはもうご縁かもしれないと無理矢理こじつけて、その亀さんも我が家に迎えるべく、お店に行ってみました。

が、、、いくら探してもその亀さんはいなくて。
きっとどこかのお家に迎えられたのね、と少し寂しく、でも嬉しく思いました。
あの亀さん、今どこかで幸せに暮らしているでしょうか?
きっと元気にしていてくれると思っています。
本当に可愛らしい顔立ちの亀さんでした。
きっと可愛がられて、大きくなって、
今もきっと美人さん か 美男さんになっていることでしょう、ね。


亀が来た1

2018-02-22 | 過去の話
小さなプラケースに入った、小さな亀。
ものすごく目付きが悪くて、意地悪そう。
そんなところが気に入りました。
天邪鬼な私です。

尻尾の欠けたかわいい亀さん、
気になりましたが、我が家に迎えられるのは1匹。
どうか良いおうちに行かれますようにと祈りつつ、
売り場を後にしました。

さて、我が家に着いた小さな亀。
名前はー
珍しくて、ステキな、亀っぽくない名前にしようと意気込み過ぎてなかなか決まりません。
とりあえず、亀ちゃん、と呼んでみました。

小さな体ながら、一人前に私から逃げようとしたり、ご飯をあげても無視したり。
ちっとも可愛くない。。。
こうして私は亀の飼い主になりました。

亀を飼うまで3

2018-02-15 | 過去の話
ようやく亀を飼う決心をしました。

色々な種類の亀がいる中でクサガメを選んだのは、
日本の亀で飼いやすそうなこと、手に入れやすいこと、
なにより「うちのカメ」のかめこちゃんがクサガメだったためです。

当時春になるとカブトムシやクワガタと同じように、
小さなカメが1匹ずつ小さなプラスティックケースに入れられたものが山積みになって売られていました。

ペットショップだけではなく、
ホームセンターやスーパーの文房具売り場にも売られているのを見たことがあります。

残念なことにお世話が行き届いていないお店もあり、
時間が経つとともに、亀達の元気はなくなり、死んだまま放置されているケースも見ることがありました。
季節商品のような扱いだったのでしょう。

さて、どこから迎えたらいいのか。。。
売り場を見に行くと、なんとも言えない気持ちになってしまい、
売り場にいるカメ全部を連れて帰りたくなってしまいます。

冷静に冷静に。。。

私が飼えるのは1匹だけ。
長く飼うのであれば、健康そうな亀を選ばなくては。

近所のホームセンターで見ていると、最初は山積みだったプラケースがどんどん減っていき、
残った亀達の中に気になる亀が二匹。
1匹はとびぬけて可愛らしい顔しているのだけれど、しっぽが欠けた子。
もう1匹は他の亀と比べると可愛げがなくてものすごく生意気そうな子。

売り場をひたすらウロウロし、悩んで悩んで、生意気そうな亀を我が家に迎えることにしました。
生意気そう=健康で長生きしそう と考えたからです。



亀を飼うまで2

2018-02-09 | 過去の話
「うちのカメ―オサムシの先生カメと暮らす 石川 良輔 (著)」

この本を読んで、すっかりカメの魅力に取りつかれてしまいました。
いえ、もしかしたら亀の魅力というより、石川先生のカメに対する接し方、飼い方に憧れたのかもしれません。一方的に猫かわいがりするのではなく、亀の行動をじっと観察してやりたいことを察し、少し手助けしてあげる。あとはやりたいように自由にしてもらって、その姿を見て満足、こちらも幸せな気持ちになる。
飼育というよりは同居?素敵な関係だなあと思ったのです。

鳴かないし、短期間であれば旅行に行っても大丈夫。
私の住環境にも亀はぴったりでした。

それから半年間、ひたすら自分自身にお世話ができるのか、
長生きの亀とずっと一緒に暮らしていけるのか、
自問自答していました。

そうして半年たった夏、
ついに亀を我が家に迎える決心をしました。