足が三本ほど入りそうな三十年ほど前に流行ったダボダボズボン、それに足を通し鏡の前でポーズをとる。そしておもむろに彼は、ダブルのスーツに腕を通し勝ち誇った表情になった。
駅に向かって歩いていると、近寄ってきたオバサンが「相棒の山根さんは?」 と訊いた。「僕は違うよ、誰かと勘違いしてるんじゃない?」と手の平をひらひらさせる。「あらそーお」意味深な顔で男を見る。「でもきっと若いときは、あんな感じだったんでしょう? しゃべり方といい、シナの作り方といい、それと髪の毛が多そうで、でも剥げている。田中にそっくりなんだもん」と笑った。彼は眉間に皺を寄せ、オバサンを突き放した。
駅に着いた。視線が泳いでそわそわする様はまさに田中だ。だが彼は田中じゃない。
若者がめずらしいものでも見るように怪訝そうな表情をする。中には、ヒソヒソ耳打ちする者までも現れた。アンガールズの田中と思われているのに違いない。
電車がホームに滑り込んできた。満員だった。大好きな満員電車で彼の顔はほころんだ。電車が揺れる。その揺れに乗じ彼は喜びを爆発させる。さらに彼は目をつむり瞑想にふける。そして、体内に溜まった気体を静かに放出させる。すると、ざわついていた車内が静かになった。
彼は、過去に一斉風靡したアンガールズの田中に似ているとよく言われた。だが、彼は田中じゃない。これはあくまで僕の憶測なのだが、彼は渋谷でクラシック喫茶maruyamannを経営していたオーナーだったのではないか? と思っているのである。違っていたら、申し訳ない。そのオーナーの名前が思い出せないのだ。たしか、……? ア、、、、、ア、、、、、いや、ま、、、、、? あ~~~、思い出せない。
アま? 甘? 尼? 亜麻? 海女? 海女?
ん、海女と言えば、じぇじぇじぇ! 天野のアキ? 天野春子? うむ。
かつて彼の微笑みは一万ドルの笑顔と言われた。世界を平和にする微笑み。
屈託のない彼の尿和な笑みが、……ん? 失礼、屈託のない彼の柔和な笑みが、……?
いやいや、尿和を柔和に書き換えてる間に、何を書くのか忘れてしまった。
ま、いいだろ。
今日は、この辺で終わりにしよう。きりがない。とにかく彼のエピソードは、限りなくありすぎて。また、いずれ書くことにしよう^^
それも連続して書き込んでくれた君は神様のような人だ。
それも2007年前の日本書紀から探してきてくれた僕の文面。
これだけで、1世紀を費やした? うむ!
>キミ~、この名文をこの程度の返答でオシッコを漏らしていけないよ。
うむ。ここは、ツッコんでもらいたいところなんだろうな^^きっと!
オシッコを漏らすというのは、感動したりしたときなんかにはよくあることだ。
だが、今回は
>こんなことで、大切な余生の一部を費やしてしまった。いかんいかん。
ボクには、まだやらなければならないことがあるのだ。
キミは・・・・・・・・・ん?ないのか??
もっともだ。
僕は、まだ余生のことを考える歳じゃない。
50歳の折り返し点になったら、その時点で考えてみようと思っている。
いやいや、まいたぱんだ
今日は、うちのカミさんが晩飯作るの面倒だから外食しようと言っている。
じょじょっじょ、じょらんじゃないよね!!!! なんだけど!
すぐそばに、いつ建物が倒れてもおかしくない木造の中華屋さんがある。おじいさんが料理を作りおばあさんが運んでくるんだ。二人だけでやっているのだが、いつもあまり入っていない。
だから、そこに行ってあげようかと思っている。どうだ。正解だろ?
一緒に来るか?
でも、僕は飲まないよ。
どうだ、これだけ書いたんだから許して欲しいし!^ ^;;
そう、書き込んでくれるのはYouしかいないから、大事にしないとね^^ぐふっ^^
これは、2007年8月の古典的名文だ。
ボクは必死で探してきた・・・そして載せた。
これだけで、1時間は費やした。
こんなことで大切な時間を使ってはいけないな。
ボクには、まだやらなければならないことがあるのだ。
キミは・・・・・・・・・ん?ないのか??
いやいや、まいたぱんだ。
ん?
としひこくん。やけにアニキンくんが出てくるが、いったい、、、、、?
きみは、としひこくんでなくアニキンくんかい?
ところで、なかなかいい文章を書くじゃないか!!!
もしかして真木賞作家?それとも茶川賞作家?
う~~~む。
天野のアキ? 天野春子? 田中? 山根?
アンジャッシュ?
どうなんだ。答えてくれ!お~~~い。
だめだ、返事がないから、僕は寝るよ!!^^
いい?
今何時?
あ、もう、深夜じゃ~~ん!^ ^;;
ヤバイ!!冗談抜きで寝るわ!!^^
「あのー、すいません、お客さん」店長がそばにやって来て、耳元でソッと囁いた。
「…………」
「すいません。お客さん、お客さん。あのねー、お客さん、お・きゃ・く・さ~ん!!!!!」
店長がやさしく言ったのは初めだけで、終いには声は大きくなっていた。
ん? やっと気づいたアニキンは目を丸くした。
「ななにゅ? フンガフンガわわわたしゅでしゅか? なんじぇしゅかね? フンギャフンギャ、ムニャムニャzzzz」と呂律の回らない意味不明の言葉を発した。
「あのー、お客さん、困るんですよ。店のコップで入れ歯を洗ってもらうとー」
「あー、あー、アイーン」と、バカ殿(志村けん)のような顔でアニキンは唸った。
周りの客が興味深そうに、こっちのやり取りを見ている。
アニキンはタバコに火を点け、煙をくゆらせた。
「あ、あのねー!お・爺・さん、ちょっとふざけないでください。いいですか、 入・れ・歯・は・こ・の・店・で・は・洗・わ・な・い・でください」
悲痛な表情で、ひとつひとつ丁寧にはっきりと店長は言った。
To be continued
・・・ということは続くらしい。
こんな素晴らしい文学書を捨てるなんてもったいない。
・・・と、きゃり~ぱみゅぱみゅが歌っていたなぁ。