田中雄二の「映画の王様」

映画のことなら何でも書く

『英国王のスピーチ』を再見

2017-12-04 17:41:57 | 映画いろいろ

2011年8月29日、妻と共に飯田橋ギンレイホールで見た際のメモを。



夫:今年のアカデミー賞で作品、監督、脚本、主演男優賞を受賞した話題作を遅ればせながら見たね。

妻:スクリーンで見られる最後のチャーンス!と思ってギンレイホールね。平日なのに満席。

夫:英国王室のスキャンダルとも言える実話の映画化だけど、こういう映画が作られるという点では、日本の皇室とは大違いだな。もともとイギリス人は王室のスキャンダルが大好きだしね。とにかく脚本がうまいと思ったよ。

妻:イギリス王室ものといえば、『エリザベス』とか『クイーン』、最近では『ブーリン家の姉妹』とか。ひえー、こんなことまで映画にしちゃっていいんですか、女王さま! みたいな衝撃的な話があるよね。

夫:コリン・ファースが演じたジョージ6世が悩んだ吃音症だけど、英語だからなのか正直なところもう一つぴんとこなかったなあ。

妻:ああ、それは、映画を見た友だちも言ってたわ。

夫:日本語吹き替えでもう一度見直してみたい気もするなあ。それから、シェークスピアの芝居やセリフが劇中にたくさん登場するんだけど、これも出典を知らないと心底楽しめないところがあると思うな。

妻:そうそう、シェークスピアのセリフってこの映画に限らず、映画(洋画)の中によく出てくるね。それって、こっちでいうと歌舞伎や落語のセリフのちょっとしたフレーズを言う感覚なのかしらね。

夫:プロデューサーも兼ねたジェフリー・ラッシュが結構おいしいところを持っていってるよね。彼の長くてでかい顔を見ていると、何だか、馬面の個性派俳優、伊藤雄之助を思い出すんだよなあ。ラッシュが喜劇をやったら結構面白いと思うよ。

妻:難しいことはよく分かりませんが、これはコリン・ファースよりはジェフリー・ラッシュの映画ですな。プロデュースしているから当然か。

コメント
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