田中雄二の「映画の王様」

映画のことなら何でも書く

『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』デイジー・リドリーにインタビュー

2019-12-12 17:26:04 | 仕事いろいろ

『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』主人公のレイ役のデイジー・リドリーにインタビュー取材。

ついでに来日記者会見も取材。
https://tvfan.kyodo.co.jp/news/topics/1207976

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『男はつらいよ 知床旅情』

2019-12-12 09:17:21 | 男はつらいよ
『男はつらいよ 知床旅情』(87)(1987.11.13.新橋文化)


 最近のこのシリーズは、寅さん=渥美清の老けが目立って、段々と見るのがつらくなってきたのだが、今回はおいちゃん(下條正巳)、おばちゃん(三崎千恵子)、タコ社長(太宰久雄)、御前様(笠智衆)といったレギュラー陣の老けも目立って、ますます見るのがつらくなった。
 
 ところが、それと同時に、このシリーズの新たな魅力も発見した。それは、そこに帰ればいつも変わらぬ景色があり、同じ人々がいる、という現実にはあり得ない“夢”を描き続けているということ。盆暮れの年2回、まるで故郷に帰るような気持ちで見続けている人たちがたくさんいるということだ。
 
 改めて発見した、と書いたが、それは山田洋次がシリーズを継続していく上で一貫したテーマとして描き続けていることであり、こちらも以前から気付いてはいたのだが、ここ数年、自分の周りから大切な人々が去っていった現実が、このテーマをより強く感じさせたのだろう。
 
 年月とともに、自分も周囲も否応なく変化していく。だから、せめてこのシリーズの中だけは、いつまでもみんなが変わらなくいてほしい。今回はそんなふうに感じさせられた。最近のシリーズには、愛着故の不平不満ばかり述べてきたのだが、今回は妙に心に浸みた。
 
 また、マドンナの存在とともに、シリーズを支えているのが、寅さんとゲストとのからみだが、今回は三船敏郎と淡路恵子という、大物を配したこともあり、久しぶりに渥美清が乗っている感じがしたのも良かった。
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『男はつらいよ 幸福の青い鳥』

2019-12-12 06:15:21 | 男はつらいよ
『男はつらいよ 幸福の青い鳥』(86)(1987.1.30.銀座文化)


 『キネマの天地』(86)が間に入ったので、1年ぶりの寅さんとなった。年に2作という驚異的なペースに、そろそろ限界が感じられる今日この頃にあって、この間隔はシリーズを続けていくための打開策になるかもしれない、と淡い期待を持ったのだが…。
 
 確かに、今回も山田洋次の巧さで、ある程度は楽しめる。だが、最近のパターンの一つである寅さんと若い世代とのからみがどうもいけない。若者とからむ寅さん=渥美清は、その表情や動きからも、年を取ったことを証明してしまうし、もはやマドンナとは対で成り立たず、単なる保護者や物分かりのいいおじさんに見えてしまう。対する若者たち(志穂美悦子、長渕剛)も、山田洋次の弱点であるきれいごとで済まされていている気がして、あまりなじめない。
 
 これまで、このシリーズから受けたさまざまな思いから、シリーズ終了まで見届ける義理がある、と勝手に思っているのだが、そこに、老いていく寅さんや、シリーズ継続に無理を重ねるスタッフ、キャストの苦労はこれ以上見たくないという、ファンとしてのエゴが出てきてしまうのもつらいものがある。
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