番組のキャッチは「ジョン・レノンとポール・マッカートニーの運命の出会いは1957年7月6日。2人とも黒人ロックンローラーのリトル・リチャードの『のっぽのサリー』に夢中だった。全てはここから始まった。オリジナリティーあふれる音楽、奔放な言動は、世界の若者の心に火をつける。階級社会、人種差別、戦争、その全てにNOを突きつけ、世界を変えた4人の冒険。今なお世界で愛され続けるビートルズを世界史の中で改めて味わい直す」。
いわゆる“赤版”“青版”にあやかって「赤の時代」(前編)「青の時代」(後編)としたのだろう。今後はこんな分類も一般化するのだろうか。
特に目新しい発見はなかったが、『ザ・ビートルズ EIGHT DAYS A WEEK The Touring Years』(16)でも引用されていた、ウーピー・ゴールドバーグの「彼らは黒人でも白人でもない。そんなこととは関係のない“ビートルズ”だったのよ!」という一言が、このドキュメンタリーにも登場したので、改めて、ビートルズを言い当てた名言だと思った。
『ザ・ビートルズ EIGHT DAYS A WEEK The Touring Years』
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