「ハンス・ジマー 映画音楽の革命児」(22・BBC)
おびただしい数の映画音楽を手掛ける作曲家ハンス・ジマー。革命児と言われるその創作の秘密を、本人や監督らの証言で解き明かす。
1957年生まれのジマーは、ユダヤ系のドイツ人。10代でイギリスに移住し、後にバンド活動を開始。『ディア・ハンター』(78)のスタンリー・マイヤーズに師事し、映画音楽の世界へ。
シンセサイザーを駆使し、既存の楽器を使うだけでなく自分で音を作り出すこともある。繰り出される音楽は、映像と一体となって観客を怖がらせ、感動させ、高揚させる。その創造の現場に迫る。
証言者は、『レインマン』(88)のバリー・レビンソン、『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズのゴア・バービンスキー、『バットマン ビギンズ』(05)から『ダンケルク』(17)に至る一連のクリストファー・ノーラン、『ダ・ヴィンチ・コード』(06)のロン・ハワード、『それでも夜は明ける』(13)のスティーブ・マックィーン、『ブレードランナー2049』(17)『DUNE/デューン 砂の惑星』(21)のドゥニ・ヴィルヌーブほか。
ジョン・ウィリアムズら、いわゆるオーソドックスなクラシック系の映画音楽家とは全く異質の存在。ジマー自身が「“遊び心”を忘れないことが大事」と語っていたのが印象的だった。
どちらもジマーの音楽についても語っていた。
【インタビュー】『ブレードランナー2049』ドゥニ・ヴィルヌーブ監督
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/4137d002806f69d6761f8b94925c781a
【インタビュー】『ダンケルク』クリストファー・ノーラン監督
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/563b964893e573512ff2b9a1b807ec3e