『ジュマンジ』(96)(1998.10.3.ゴールデン洋画劇場)
奇妙なボードゲームを拾ったアーサーが、友達のサラと一緒にゲームを始めると、次々に不思議な出来事が起き始める。
公開時は、どうせまたCGを多用しただけのたわいもない映画だと思って見逃がしていたのだが、甥と一緒にテレビで途中まで見てしまったものだから、妙に後を引かれてビデオで見直してみた。
その結果、確かにCGの多用が前面に押し出された作品ではあったが、その根底には、不思議なボードゲームを通して示される、子ども心を持った大人のピュアな感覚が流れ(演ずるはまたまたロビン・ウィリアムズ)、恋人役のボニー・ハント(近頃、わがお気に入りの女優)との純愛やら、達者な子役たちとの絡みもあって、一種のタイムスリップものとして、あるいは父親との和解も加えた家族回帰的なものとしても楽しめた。さすがに『ミクロキッズ』(89)のジョー・ジョンストン監督だけのことはある。
ラストの、両親と死に別れた子どもたちに、生き返った両親との新生活を与えるくだりは、見事なクリスマス・キャロルだった。どうもこういう話には弱いところがある。
【今の一言】ドウェイン・ジョンソン主演で再映画化された。
『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/9b34a027da2de7b172d5495a5690a248
『ジュマンジ/ネクスト・レベル』
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/0b28e064db633bc096c6efd25b291406
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