野茂、デビルレイズへ(2005.1.29.)
久々にメジャーリーグの話題を。ロサンゼルス・ドジャースを解雇されて心配された野茂の移籍先がタンパベイ・デビルレイズに決まった。マイナー契約らしいが、きっとはい上がってくるだろう。それにしてもあくまでメジャーリーグにこだわる野茂は、やっぱり佐々木主浩や伊良部秀輝とは志が違う気がする。否ただ頑固なだけか。いずれにせよ、頑張れ野茂!
井口資仁はホワイトソックス、中村紀洋はドジャース、友利結はレッドソックスにそれぞれ決まったらしい。井口も中村もいい選手ではあるが、バッティングにむらがあると思うのだが、大ざっぱなメジャーの方が、意外と彼らには合っているのかもしれないとも思う。
野茂、開幕メジャー入り(2005.3.31.)
去年のメジャーリーグはオレにとっては最高のシーズンだった。イチローがなんと84年ぶりにジョージ・シスラーの持つシーズン最多安打の記録を破る過程をリアルタイムで見ることができたし(シアトルタイムズの記者たちが書いた記事を集約した『イチロー262―地元紙が伝えるメジャー新記録への軌跡』(イースト・プレス刊)は、それを伝える最良のテキストでありドキュメントだった)、70年代からのひいきチームであるレッドソックスがこれまた86年の時を超えてワールドチャンピオンに輝く瞬間も味わえたからだ。
ただ一つ気がかりだったのは、日本人メジャーリーガーのパイオニアであるロサンゼルス・ドジャースの野茂英雄の不調とそれに続く解雇だった。その野茂が今年はタンパベイ・デビルレイズとのマイナー契約で生き残りを賭けていたのだが、先ごろ開幕メジャー入りが決まったらしい。ひいき目にみてもそろそろ選手生活の黄昏が近づいてきた野茂だが、オープン戦絶好調のイチロー、そしてヤンキースの松井秀喜らと共に今年も見守っていきたいと思う。
野茂、日米通算200勝を達成(2005.6.17.)
イチローの通算1000本安打に続いて、ようやく野茂英雄が日米通算200勝を達成した。振り返れば、今はなき近鉄バファローズを経て、渡米後は1995~98年のドジャース、98年のメッツ、99年のブリュワーズ、2000年のタイガース、01年のレッドソックス、02~04年が再びドジャース、で今年はデビルレイズと流転の日々。
その間、両リーグにまたがる2度のノーヒット・ノーランと奪三振王、新人王、オールスターの先発という栄光がありながら、けがやスランプによるトレード、マイナー契約などの苦汁もなめている。
だが野茂の真骨頂はそうした中から何度もはい上がってくるタフさだ。確かに全盛期に比べればトルネードのひねりも弱くなり、球速も、フォークの切れも落ちてはいる。だから、出来れば最後は優勝を狙えるチームに落ち着いて、ぜひワールドシリーズで投げてほしいと思う。
デビルレイズが野茂を解雇(2005.7.17.)
野茂がタンパベイ・デビルレイズを解雇されたらしい。確かに今年は苦しい投球が続いていた。果たして彼と契約する新たなチームはあるのか…。投手事情が苦しいニューヨーク・ヤンキースあたりは? あるいはボストン・レッドソックスに復帰とか…。
野茂、ヤンキースとマイナー契約(2005.7.28.)
タンパベイ・デビルレイズを解雇され、その去就が注目された野茂がニューヨーク・ヤンキースとマイナー契約を結んだ。ついに野茂がピンストライプのユニフォームに袖を通す可能性が出てきたのだ。こうなれば松井秀喜とともに、ぜひワールドシリーズに進んでほしい。さて松井だが、メジャーデビューからの連続出場記録が424試合に達し、“ミスター・カブ”こと往年の名ショート、アーニー・バンクス(カブス)の記録に並んだ。まさに無事是名馬、立派なものだ。
野茂が引退を発表(2008.7.18.)
野茂がついに引退を表明したという。白地にドジャーブルーのロゴのドジャースのユニフォームに身を包み、メジャーデビューしたのは95年だった。あれからもう10年以上もたつのか…。後に続いたイチローや松井を例に出すまでもなく、野茂がメジャーリーグで果たした役割はとてつもなく大きい。
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