『エクスペンダブルズ ニューブラッド』(2023.12.26.試写)
自らを「エクスペンダブルズ=消耗品」と名乗り、CIAから依頼される数々の難関ミッションを乗り越えてきた最強の傭兵軍団を率いるバーニー・ロス(シルベスター・スタローン)は、CIAからの新たな依頼に応えるため、かつての相棒であるリー・クリスマス(ジェイソン・ステイサム)のもとを訪ねる。
バーニーと再び組むことを決意したリーがエクスペンダブルズのアジトに足を運ぶと、そこにはかつての仲間たちに加え、新たなメンバーも顔をそろえていた。新戦力を迎えた彼らが挑む今回のミッションは、テロリストが所有する核兵器を奪還すること。もし失敗すれば第3次世界大戦が勃発しかねないという危険なものだった。
スタローンを筆頭に、アクションスターが多数集結して話題を集めるシリーズの第4弾で監督はスコット・ウォー。とはいえ、スタローンとステイサムのほかの生き残り組みはドルフ・ラングレンとランディ・クートゥアのみ。新加入はミーガン・フォックスとカーティス・“50セント”・ジャクソン、ジェイコブ・スキピオほか。というわけで、メンバーはいささか格落ちの感は否めない。何だか『荒野の七人』シリーズのキャストの格落ちと重なるようでちょっと寂しい。
そして、この映画の主役はステイサムでスタローンは脇に回っている。これはロッキーがトレーナーになった『クリード』シリーズ同様のバトンタッチかと思いきや、アンディ・ガルシアの存在も含めて、ただでは終わらない。
アジア(タイのトニー・ジャーと敵役でインドネシア出身のイコ・ウワイスが大活躍)や女性(フォックスが今回のリーダー)を意識した作りだが、全体的にはお気楽そのもの。時代錯誤と言おうか、それともこういう映画にこだわり続けるスタローンをあっぱれと言うべきか。
『エクスペンダブルズ』
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/e8c020866e82f5b601893712afdbd931
『エクスペンダブルズ2』
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/246acc784e3fe172ef0b3fd9cd1756b5
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます