寮管理人の呟き

偏屈な管理人が感じたことをストレートに表現する場所です。

牛肉と芹の煮物

2007年01月08日 | 家飯

鴨肉に芹はつきものだが、牛肉とも相性がよいことに気付いた。

煮汁を沸かし、まず牛肉に火を通す。続いて芹を加えてさっと煮上げる。

自己主張する芹に苦笑気味の和牛という感じ。たとえは悪いが、頁のヘンテコリンなギターソロの最中に茶々をいれるボンゾーと言いかえたほうが適当か(笑)。

◆材料(3~4人分)◆
・和牛肩切り出し 150g
・芹 1/2束
・だし(鰹+昆布) 200cc
・薄口醤油 大さじ1
・濃口醤油 大さじ1
・みりん 大さじ1
・日本酒 大さじ1

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料理は心

2007年01月08日 | 日記
大正生まれの祖母は本当に料理のできない人だった。

乾麺をドロドロになるまでゆでたり、魚の鱗を取らずに煮付けたりとか、ぞっとするようなおかずを平気で出していた。中でも最もいやだったのが、鶏皮入りの味噌汁だ。皮は当然下ゆでなし、だしもとらず、ただ味噌を溶いただけの水っぽい汁。現在の贅沢なペットなどは見向きもしないだろう。

手作りには何の喜びも見い出せないくせに、他人が作った料理をあれこれと批評していた。私が思うに、舌は正常だった。きのこ類は決して食べようとしなかったが、「松茸はなばと違う」と言って、真っ先にかぶりついていた。

母は祖母とはまったくタイプの異なる人間で、安い食材で旨いものを拵えようと日々努力していた。私が人一倍食に関心を持ち、自ら包丁を握るようになったのは、この二人の影響が大きい。

中学生の時分は、煮魚、カレーライスを担当していた。辛辣な祖母が大きな声で「あんたの作ったカレーはお母さんのより旨いな~」と言う度に、母は苦い顔をしていた。酷いイヤミだが、半分は彼女の本音であったと信じている。だからこそ、今の自分がある。

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