寮管理人の呟き

偏屈な管理人が感じたことをストレートに表現する場所です。

【ビートルズ海賊盤事典】松本常男 著

2005年11月30日 | 書籍
 講談社文庫 定価2400円。昭和60(1985)年10月15日第1刷発行。当時高校生だった私はこの本を何度読み返したことだろう。そのため手垢がかなりついている。海賊盤収集への道に足を踏み入れるきっかけにもなった「力作」だ。

 悪名高き(笑)某ファンクラブが研究資料として定番ライブ音源を会員に販売していた。私はそのカセットテープを買いまくった。そのうちにそれでは満足できなくなり、海賊盤を通販で買うようになった。

 大学受験の前などはローリング・ストーンズのカラーレコード(オークランド69など)を取り寄せていた。この頃はまだブートCDは販売されていなかった。音飛びがあったり、曲が途中でぶち切れていたりと、問題も多々あったが、正規盤ではリリース不可能な拙い演奏を聴くことができた。

GEORGE HARRISON / BATON ROUGE 1974

2005年11月29日 | 洋楽
今日は愛聴盤を紹介しよう。1974年アメリカン・ツアーの代表的な音源である11月26日のバトン・ルージュ公演。良好なオーディエンス録音。ジャケットのセンスの無さがいかにもブートレッグという感じ。(笑)


ジョージの喉の調子は悪い。かすれ声で代表曲を歌っている。その点に目をつむれば、なかなかいい演奏をしていると思う。ホワイル・マイ・ギター・ジェントリー・ウィープスやフォー・ユー・ブルーのアレンジも気に入っている。

ジョージ流イン・マイ・ライフ、これも聴き所か。ホワット・イズ・ライフ、マイ・スウィート・ロードでのビリー・プレストンのサポートが光り、会場は盛り上がっている。この2枚組を聴いて、あらためて味のある曲が多いことに気付いたのだった。

豊漁

2005年11月28日 | 家飯
市場で蒸しワタリガニ3匹が1000円だったとのこと。年末には値が高騰するので今のうちに食っておくのがベスト。びっしり入っていた内子、このほろ苦さが日本酒に合う。身の美味しさについては説明不要だろう。


初物

2005年11月24日 | 家飯
まだ本当の旬ではない、走りのものである。私は酢牡蠣にして食うのが一番好きだ。牡蠣の下には大根おろしがたっぷりと隠されている。これに三杯酢をかけて、よく混ぜて頬張る。口福とはまさにこれだ。


水菜のパスタ

2005年11月23日 | 家飯
たまには変わったものでも作ってみようかと、冷蔵庫から水菜を取り出した。

・ガーリックオイルにタカノツメを入れて弱火で加熱
・アンチョビペーストを加え、水菜をさっと炒めて、塩コショウする→ゆで汁をお玉1杯加える
・ゆで上がったスパゲティとソースをあえて完成


水菜のシャキシャキ感を残すのがポイントかな。これは結構イケる。レパートリーに加えよう!アンチョビがなければ、最後に醤油を加えるという裏技を使えばよい。

だし

2005年11月21日 | 食材
家で鍋を囲む時には、私がだしをひく。昆布と煮干と鰹節を使っている。水(1.5L)に10cm角の利尻昆布と頭をとった煮干を20匹放りこみ、8時間そのままにしている。
 
火にかけて沸騰し始めたら、昆布を取り出して更に10分加熱。鰹節(一つかみ)を入れて1~2分弱火にして旨味を引き出してから漉す。かなり濃厚なだしがとれる。

薄口醤油・天塩・日本酒・砂糖で味付けをする。鶏もも肉を具として使う時はあらかじめ霜降りにしておくことをおすすめする。ブロイラーでも身がプリプリとする。アクが出ないので、だしが濁らないという利点もある。
 

福屋前で

2005年11月17日 | 外食
O君と待ち合わせ。八丁堀の【とくあん】というおでん屋に入った。L字のカウンター(9席)とテーブルが3つの小さな店。

つまみとして注文しただし巻きの味にまず感動。私が食べたのは里芋、牛すじ、いか白子、なすび、豆腐、こんぶ、くずきり。

だしは関西風で素材本来の味を楽しめる。野菜がこんなにうまいとは驚きだ。なすびは味噌がかけてあった。豆腐には味噌を塗って刻みネギを盛るという仕事。

豆腐とこんぶ

最後のくずきりは「お見事」と言うほかなかった。美味しくて体にもよいおでんであった。

醤油について

2005年11月16日 | 食材
愛用の薄口醤油

薄口醤油は濃口よりも塩分が2%程度高く、色が淡いので「炊き合わせ」などによく使われる。魯山人は著書の中で経済的な醤油であり、どんどん使って欲しいと語っている。私は鰻のタレなどには濃口醤油を用いるが、煮物には薄口7:濃口3位の割合で合わせて使っている。

西日本と違って東日本では濃口醤油が主流である。北関東に転勤になった時、薄口が百貨店まで出向かないと買えないことを知り、ひどくショックを受け、つくづく食文化の違いを感じたものだ。濃口のみではおいしい料理を作るのは難しい。関西から進出してきた有名割烹で食事をすれば、この意味がわかると思う。

LIVE AT WOODSTOCK <A SECOND LOOK...>

2005年11月15日 | 映像
DISC TWOは白黒映像が主に使われている。それは当時22歳の学生アルバート・グッドマンがこっそり機材を持ち込み撮影したもの。画像が時々乱れるが、そんなのは別に気にならない、なにせ初めて見る映像なんだから。ジミ・ヘンドリックスが時折見せる笑顔、これには以前気がついていなかった。久々に後半の名演を堪能した。ラストの「ヘイ・ジョー」がしぶい。

JIMI HENDRIX / LIVE AT WOODSTOCK

2005年11月14日 | 映像
アマゾンから2枚組が届いた。未発表映像収録という謳い文句に釣られてようやく購入したのだ。DISC ONEの前半をざっと見て、淡々と演奏しているなと思った。出来は決して悪くない。


後半の盛り上がりは後日の楽しみにしておこう。高校生の頃、ZEPPELINと同じくらいよく聴いていたのをすっかり忘れていた。

LED ZEPPELIN DVD

2005年11月13日 | 映像
私はDVDを買っても一度しか見ないことが多い。数少ない例外がこれである。バンドがメジャーになっていくまでの貴重な映像がてんこ盛り。


ジミー・ペイジのステージでの余計な動きは1973年あたりから激しさを増す。これが後の雑な演奏につながっていく要因だと思っている。1979年のネブワースは見ていてつらくなるほどだ。そこではヤク中のペイジが汗だくになって必死にレスポールを弾いている。

LIVE ON BLUEBERRY HILL

2005年11月12日 | 洋楽

LED ZEPPELINの古典的名盤(ブートレッグ)、1970年9月4日のLOS ANGELES公演。当時のレベルでは最高と言ってよいほどの隠密録音。「移民の歌」で幕を開けて「ハートブレイカー」へ移る。この2曲で既にテンションは上がっている。続いて「幻惑されて」。ジミー・ペイジ、ロバート・プラント共に絶好調。アコースティック・セットでの「ブロン・ロー」がすばらしい。「グッド・タイムズ・バッド・タイムズ」が挿入された「コミュニケーション・ブレイクダウン」など、レア曲が多く、昔から人気があるのも頷ける。このCD(レーベルCOBRA)だけはたまに聴きたくなる。それは飛ぶ鳥を落とす勢いが音からひしひしと感じられるからだろう。

小鰯

2005年11月11日 | 家飯
煮つけてもなかなか美味いものだ。味をつける前に酢を加えた水で鰯を煮て、クセをとるのがプロの技らしい。酢で煮ることで骨も柔らかくなる。この汁を捨てて、酒と水を入れて再加熱する。砂糖、ショウガ、醤油をこの順に時間差で投入。あとは焦がさないよう気をつけて煮つめる。今回は梅干を潰して入れてみたのだが、さわやかな酸味がプラスされていい感じであった。