寮管理人の呟き

偏屈な管理人が感じたことをストレートに表現する場所です。

ギター馬鹿一代

2007年01月18日 | 洋楽

私にとってのギターヒーローは前にも述べたようにジェフ・ベックである。彼の魅力とは何なのか、考えてみた。

・飽きっぽい性格ですぐに投げる
・金に執着しない(守銭奴頁とは対照的)
・身なりに無頓着
・作曲能力ゼロ
・突拍子も無いフレーズをあの妙なトーンで弾きたおす
・外した後のリカバリーの素早さ
・好調、不調の波が大きい
・鼻がデカイ
・落ちぶれた頁(かつての友)に優しい一面
・西新宿でブート漁りをしない

1991年にリリースされた集大成の“Becklogy”をどれほど聴いたことだろう。この3枚組はまだ手元にある。ハチャメチャぶりを堪能するにはやはりライブ盤だろう。最近では公式ブートレッグが2枚出ており、コテコテの職人技を随所で披露している。

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ポッカコーヒー≪オリジナル≫29thアニバーサリースペシャルCD

2007年01月17日 | 邦楽

「あの時代あの音楽」という副題のついた10曲入りの非売品CD。平成13年、ポッカの缶コーヒーに貼ってあったシールをめくって当てたもの。粋な企画を立てたものだと感心した割りにはコーヒーを飲んでいないが、いまだによく聴いている。

どれも味わい深い曲ばかりである。私は次の3曲をベストとする。
70年代‥「岬めぐり / 山本コウタローとウィークエンド」
80年代‥「異邦人 / 久保田早紀」
90年代‥「島唄 / THE BOOM」

名曲とはメロディー四分に歌詞六分だと私は考えている。詩を口ずさむと自然に情景が浮んでくる、そんな曲は多くの人に愛されて歌い継がれていく。

懐かしの名曲

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おでん

2007年01月16日 | 食材

おでん種はオーソドックスな物を仕込む。大根、こんにゃく、ゆで玉子、ちくわ、じゃが芋、すじ肉など。だしが濁る原因となる揚げ物は入れない。ポトフ同様、安い食材を使ってコトコト煮込むだけで、特別なテクニックなどは要らない。

ポイントを強いて挙げれば、グラグラ煮立たせないことだ。強火で炊いても種の中には味は入らない。石油ストーブの上に大鍋をおき、1~2時間微沸騰状態を保つ(いじめ煮)。これを自然に冷まして、種にゆっくりとだしを吸わせる。

おでんは気取って食べてもちっともうまかない。専門店で3~4千円も使うのは馬鹿げている。種の価格の上限は200円までだと私は思っている。所詮は家あるいは場末の酒場でつっつくシロモノだ。

分厚い大根は体を温めてくれる

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関東煮(かんとに)

2007年01月15日 | 食材

祖父は「かんとに」を短縮して「かんと、かんと」と言っていた。私が暮らす下町には関東煮の老舗がある。創業は大正中期頃という記事を以前に読んだことがある。あの辺りは当時入り江で新橋(木綿橋)が架かっていた。

古老の話では新橋は木造アーチ型で自転車に乗って渡ることはできなかったそうだ。戦前入り江には牡蠣船が何艘か浮んでいたと父は回想する。

現在、老舗の串は1本140円。高校生の頃、半ドンの土曜日に時々昼飯を食いに寄った。串3本に丼飯と決まっていた。串は黒と白がある。昔は何も言わなくても半々入れてくれたのだが、BSE問題の影響を受けてか今では白が大部分を占める。黒を嬉しげに食べているのは年寄りだ。

関東煮はたまに自分で作る。スーパーHに肺と腸を串に刺した冷凍品が売っているので、これを買う。10本で500円程度。串をゆでこぼししてから甘辛い味をつける。老舗のような濃い醤油味ではなく、すっきりした感じに変えている。あの味を出したい人はマルキン濃口醤油と三温糖(あるいは黒糖)を使えばかなり近づくと思う。

関東煮と七味唐がらし

関東煮には七味が合う。竹筒を振って少量手のひらに取り、串にかける。屑肉に新たな命を吹き込むのだ。串にかぶりつくとツーンとした上品な香りが鼻から抜ける。

◆材料(2~4人分)◆
・関東串(冷凍)*10本
・水*カップ6
・日本酒*150cc
・砂糖*大さじ4
・薄口醤油*大さじ3
・濃口醤油*大さじ3
・スライスした生姜*適宜

◆作り方◆
・関東串を生姜を加えた湯でよくゆでて臭みとあくをとる(10分)
・醤油以外の材料を合わせて沸騰させ串を入れ10分煮る
・醤油を加えてコトコト弱火で60分煮る
・自然に冷まして一晩寝かせる
・再度火を入れて完成

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鯛骨蒸し

2007年01月14日 | 家飯

手のひら大の鯛の頭と中骨を入手。目利きのプロが「骨蒸し用に」とわざわざ注意書きした紙を添えていた。確かに最も白身の味が分かる調理法である。魚食いならば絶対そうするだろう。料理屋で食うのもいいが、自分で作ったほうがはるかに安いし、気楽である(笑)。

骨蒸しは非常に簡単な料理である。魚が本来持っている旨味をシンプルに楽しむものだ。夏場のアコウ(頭など)を酒蒸しにしたのもすこぶる旨いが、寒の時期の鯛はそれを超える。本当にいい鯛はいじくる必要が無い。刺身の味では寒平目も肩を並べるが、見栄え(華)では格段に落ちる。瀬戸内で生まれ育った私にとって鯛は今でも特別な魚である。

◆作り方◆
・頭に薄塩をして20分おく
・80℃位の湯にくぐらせて臭みをとる(霜降り処理)
・冷水に移して、残っている鱗や血のかたまりなどを除去し、タオルで水気をふき取る
・皿に下処理の終わった頭を置き、日本酒(50cc)と昆布だし(30cc)をかける
・強火で13分蒸す(豆腐と野菜は後から加えて5分蒸す)

プルンプルンの白身とゼラチン質を自家製ポン酢醤油につけて食べる。薬味は紅葉おろしと青ねぎ。講釈を垂れるのもアホらしいほどの美味しさだ。魚のエキスが充分に出たスープはまずそのまま飲み、ついでポン酢を数滴落として、ぐいっといく。寿命が延びる気がする(笑)。

骨蒸しをしゃばぶる(=しゃぶり尽くすの備後方言w)

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物置の整理(その3)

2007年01月14日 | 洋楽

LED ZEPPELIN / FINAL TOUCH & LAST STAND
1989年にCONDORレーベルがリリースしたベルリンでのライブ。これが本当の最後になろうとは。ジミー・ペイジの衰えは著しく、ひねくれたファンとしてもつらいものがある。

"STAIRWAY TO HEAVEN"の長ったらしいギターソロはメロメロで、1970~71年頃の輝きはまったく消え失せている。ボンゾーの死によってバンドは解散、ヤク中の彼はその後ドラエモンと化す。「ロッキン・オン」では度々嘲笑の対象になった。早世したジミ・ヘンドリックスのほうが幸せだったかも知れない。

運命とは皮肉なもので、名盤「LIVE ON BLUEBERRY HILL」よりも先に末期のボロボロの演奏を聴いてしまった(笑)。私が守銭奴ペイジを闇雲に持ち上げない理由はここにある。彼は生きながら“地獄への階段”を上っている。

約17年ぶりに見つかったかび臭いCD類は火曜日に燃えるゴミとしてすべて捨てる。形あるものは遅かれ早かれ必ず消滅する。役割を終えたブツはきれいな灰にしてやるのが一番だ。この歳になってブート供養をするとは夢にも思わなかった(笑)。

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物置の整理(その2)

2007年01月14日 | 洋楽

THE BEATLES / ULTRA RARE TRAX
THE SWINGIN‘ PIG(TSP)がブートCDの世界で金字塔をうちたてたのが1988年。キャラメル・ママのコレクターズ・マガジン(HOT・LINE8月号)では以下のように紹介されている。

ULTRA RARE TAKES ON CD
まさに驚異のウルトラ・レア・トラックス!!
一瞬、自分の耳を疑ってしまう!!
鳥肌もんのアウト・テイクっ!!

まったくどーしてこんなスンゲエー音が聴けちゃうんだろうか!?
今までに一度も聴いたことのない正真正銘の別テイクが鬼のように収録されてる!
"FROM ME TO YOU"はすべてが別モン!!
¥3,400(VOL.1)

驚きは、別テイクのほとんどがステレオ・ミックスだという所
完璧に音が分離してる!!
2,3の"THERE'S A PLACE"と5,6の"DAY TRIPPER"は途中NGでやり直している
もち別テイク!!
¥3,400(VOL.2 ジャケの写真はない)

8月号の入った封筒にはふみの日の記念切手が貼られ東京中央郵便局(88 8.6)の機械印が押してある。3日後には実家に届いたであろう。退屈な帰省先でワクワクしながら注文書をしたためたのだと推測する。

ブツが届いたのは中旬以降だろう。自動車免許を8月末に取得し、急いで広島に帰った。そして日当たりの悪い四畳半の部屋で猿のように聴いた。10月上旬、専門課程に進み、とんでもない僻地に飛ばされたが、これらのCDは悲しみにくれる私をなぐさめてくれた。

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物置の整理(その1)

2007年01月13日 | 洋楽

学生時代に梱包したダンボールケースを開き、懐かしい資料がたくさん出てきた。1986年~1990年初頭までのブートの通販カタログを手にとって苦笑した。“PALE BLUE”、“キャラメル・ママ”、“GET BACK”からの封書や葉書の山を見て、馬鹿をやっていた頃を思い出した。

最も古いのは1986年発行の「EVERY LITTLE THING(ビートルズ・リスト№5)」。まだブートCDは出ていない。「I HAD A DREAM」、「ALMOST GROWN」、「SINGING THE BLUES」、「NOT FOR SALE」というLPが載っていた。これでピンとくる人はおそらく50前後から30代半ばまでのマニアだろう(笑)。

受験勉強は適当にすませて、こんなことにうつつを抜かしていたとは。赤っ恥だ。通販で非合法のブツを取り寄せたのは“キャラメル・ママ”と“松庵村(現在の極東レコード)”だった。カタログの下には見覚えのある10数枚のブートCDがあった。

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インスタントラーメン

2007年01月13日 | 日記
日清食品の創始者安藤百福氏は世界の食文化を変えた。女性を台所から解放したという評価もある。

お湯さえあればどこに居ても同じ味が作り出せる簡便性(ロングセラーのカップヌードル)。これを発明した先見性は私も高く評価している。だが、負の遺産についても考えていく必要があると思う。

簡便性は我々の思考能力を鈍らせる。つまり完全に受身になってしまって、「ひとひねり加える」遊び心を忘れていないだろうか。

だから偏屈な私などは袋ラーメン(サッポロ一番みそ)に野菜をたっぷり加えて味に変化をもたせる、変な薀蓄を語るラーメン屋には絶対に行かずに(笑)。彼らには一つだけ言いたい。「体と舌に良いものを真剣に作れ」と。

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名店のマッチ

2007年01月12日 | 日記

ここは旨い、と思った場合はマッチを持って帰る。タバコは吸わないけれど記念に。このコレクションが大分増えた。今日はその中から3店紹介しよう。

写真(上)横浜中華街の“Heichinrou”。化学調味料を使わない中華料理のコースは決して安くはないが、大切な人と一緒に楽しみたい。今年は行くぞ(あくまでも願望)。友人から「どこへ行けばいいか」と尋ねられるたびに、ここか“Manchinrou”をすすめている。

写真(右下)大阪大正橋西詰の居酒屋。一見客にも優しい。1500円あればできあがる。おじいちゃんの焼く「だし巻き」はどこか懐かしい味。人情味に触れて胸いっぱい、腹いっぱい。櫻正宗を飲みながら突き出しのごまめを食べたのは随分前のことだ。ここも近いうちに再訪したい。

写真(左下)岡山市内にあるこじんまりとした天ぷら屋。地元では天ぷらが食べられないので、我慢できなくなるとここに来る。昼の定食はお得(徳という字を当ててもよい)である。刺身に酢の物や煮物までついてとても安い。この値段でよく出せると思う。じゅんさい入りの赤だしが好きだ。夜のコースも試してみねば。

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穴子の骨せんべい

2007年01月11日 | 食材

穴子の骨せんべいを初めて食べたのは10年前のこと。廃業した【つ◇井】の親方がこっそりつまみに出してくれた。それをパリパリ音をたてて噛み砕き、「これこそ廃物の有効利用だ」と感心した。

気のきいた割烹などでは穴子の刺身(活けでないと難しい)を頼むと、後から骨せんべいが出てくる。日本酒に合わないこともないが、やはりこれはビールのあてだ。

近くのスーパーに穴子の骨が置いてあるとは知らなかった。100円という値を見て驚き、とうとう買ってしまった。骨を揚げるのは本当に久し振りである。

骨は水にさらしてよくよく血抜きする。水気をタオルでふき取り、低温の油で(泡が出なくなるまで)ゆっくり揚げる。今回は少し揚げ過ぎた。コンガリと色をつけると見た目は美味しそうなのだが、どうしても苦みが出てしまう。

「失敗もまた勉強だ」と思い、更に苦い明治ラガーで舌を洗った。

スナック菓子のような穴子の骨せんべい

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ネット社会の「負の側面」を見る

2007年01月10日 | 日記
1月6日の毎日新聞12面に載った柳田邦男さんのコメントを何度も読み返した。彼はネット社会の「負の側面」を見ることが重要であると述べている。その問題点として、自己中心的全能感の錯覚、仮想現実と現実の混同、生身の人間接触の希薄化、見ないではいられない依存症、攻撃本能をむき出しにした無責任な匿名発言、モラル意識欠落、子供の人格形成の悪影響、親の育児放棄などを挙げている。

最後は次のようにまとめてあった。
‥以上の問題点はいずれも心の形成、心の持ち方をゆがめる影響という点で公害などをもたらした20世紀型技術とは異質だ。しかも子供にいったん人格のゆがみが生じると、その修復は難しいという点も重大だ。私はネット技術を全否定しているのではない。アセスメントの緊要なことを論じているのだ‥

2ちゃんねるのスレッドには様々な毒が盛られている。それが「イヤミ」程度ならば笑ってすませられるが、「燃えさかる悪意」を目にすると、世も末だという気持ちになる。ええ年こいたおっさんやおばはんが「ミクシィ」で下らん話題で盛り上がっている様子は病的だ。彼らの多くは他人の痛みが分からない。

自分の意見が正しいと勝手に思い込んで反論や異論を遮断する。視野狭窄に陥ったデレスケ達がイカ臭いセン◆リに夢中になっている光景(地獄絵巻)がパッと頭に浮んだ。

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和のロール白菜

2007年01月09日 | 家飯
ギョーザのあんに仕込む代表的な野菜は白菜かキャベツだが、私は白菜のほうが甘みがあって好きなのだ。事実キャベツを白菜に置きかえた「ロール白菜」は結構美味である。我が家ではお決まりの鶏がらスープで煮込まずに、和風だしを使っている。横着をしたい人はマ○ーブイヨン(固形スープの素)を使うと簡単だ。

◆材料(4人分)◆
A・白菜*8枚‥薄い塩水で茹でて冷ましたもの
B・合い挽き肉*250g
 ・白ねぎ(微塵切り)*大さじ1
 ・食塩*小さじ1弱
 ・粉山椒*適宜
 ・日本酒*大さじ1
 ・卵白*大さじ1
C・だし(鰹+昆布)*450cc
 ・薄口醤油*大さじ2
 ・濃口醤油*大さじ1
 ・みりん*大さじ3

作り方を大雑把に説明しておく。料理の基本は臨機応変、黄金のレシピなどないのだ。プロのレシピを基本にして、自分の色(家庭の味)を出せばよい。子どもと一緒に作るのは最高の教育ではなかろうか。

B(ミンチと調味料)を合わせて、手で混ぜてまとまってきたら8等分し、俵型に整形。

タネを俵型に整形

タネをA(ゆでた白菜)で丁寧に包み込み、ばらけないように端を爪楊枝でとめる。

煮込む前のロール白菜

行平鍋にロール白菜を移し、煮汁Cを加えて(ひたひたが目安)加熱。落し蓋をして微沸騰状態でコトコト30分煮込む。

ロール白菜を煮込む

和のテイストを盛り込んだロール白菜の完成。肉にはだしがジーンと染みている。

ロール白菜は秀逸なご飯のおかず

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牛肉と芹の煮物

2007年01月08日 | 家飯

鴨肉に芹はつきものだが、牛肉とも相性がよいことに気付いた。

煮汁を沸かし、まず牛肉に火を通す。続いて芹を加えてさっと煮上げる。

自己主張する芹に苦笑気味の和牛という感じ。たとえは悪いが、頁のヘンテコリンなギターソロの最中に茶々をいれるボンゾーと言いかえたほうが適当か(笑)。

◆材料(3~4人分)◆
・和牛肩切り出し 150g
・芹 1/2束
・だし(鰹+昆布) 200cc
・薄口醤油 大さじ1
・濃口醤油 大さじ1
・みりん 大さじ1
・日本酒 大さじ1

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料理は心

2007年01月08日 | 日記
大正生まれの祖母は本当に料理のできない人だった。

乾麺をドロドロになるまでゆでたり、魚の鱗を取らずに煮付けたりとか、ぞっとするようなおかずを平気で出していた。中でも最もいやだったのが、鶏皮入りの味噌汁だ。皮は当然下ゆでなし、だしもとらず、ただ味噌を溶いただけの水っぽい汁。現在の贅沢なペットなどは見向きもしないだろう。

手作りには何の喜びも見い出せないくせに、他人が作った料理をあれこれと批評していた。私が思うに、舌は正常だった。きのこ類は決して食べようとしなかったが、「松茸はなばと違う」と言って、真っ先にかぶりついていた。

母は祖母とはまったくタイプの異なる人間で、安い食材で旨いものを拵えようと日々努力していた。私が人一倍食に関心を持ち、自ら包丁を握るようになったのは、この二人の影響が大きい。

中学生の時分は、煮魚、カレーライスを担当していた。辛辣な祖母が大きな声で「あんたの作ったカレーはお母さんのより旨いな~」と言う度に、母は苦い顔をしていた。酷いイヤミだが、半分は彼女の本音であったと信じている。だからこそ、今の自分がある。

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