和紙を作る家に嫁いだ嫁のブログ

染雲竜紙

今、漉いているのは『染 雲竜紙漉(そめ うんりゅうし)』


雲竜紙=楮の繊維を解かさず そのまま入れて漉いてある紙のことを言います。

散りばめられた楮の繊維が、雲のようであったり、空を翔る竜のようであることから、その名がついたと言われています。


今回のご注文は、繊維が細か目の、
ブルーとグリーンの二種類の雲竜紙。 

ブルーのほうは、丹後の海をイメージした『丹後ブルー』で…と言うことでした。


楮の繊維↓


このままでは、ちょっと荒過ぎます。

機械(打盤機)で叩くと、繊維が細かくなり過ぎます。

という訳で、今回は原料を『手打ち』しました。



堅木の盤の上で加減を見ながら叩く

昔の人は、ずっとこうして手で叩いていたのですから、すごいもんですよね


主人、着色にも苦労していました。
丹後の海の青



丹後ブルーの次は、
若草をイメージしたグリーンで。


さぁさぁ、どんな具合に仕上がりますでしょうか…

気に入って頂けると良いのですがねぇ









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