よれよれ日記

谷晃うろうろ雑記

数学があれば怖くない

2004年12月25日 | Weblog
2004年12月22日付の、asahi.com 「ニュースの本棚」より
http://book.asahi.com/news/

このコラムによれば、小泉首相の「自衛隊のいるところは戦闘地域ではない。」という発言も、すぐれて数学的な言辞。なぜなら法で「戦闘地域には行かない」としているから。他にもおなじような論理がパレードしているような感じがする。

哲学者の田中美知太郎先生は、「憲法で戦争がなくなるなら、台風禁止と書けばよい。」とおっしゃたと聞く。人間の言葉など、そのていどの重みで、言葉だけでは漬け物一つつけることが出来ない。

人の捨てたものに価値を見いだす私がたまらなく愛おしい、というのも、自分の値打ちというものは自分だけではわからないところから必然的に行き着くひとつの居場所なのかもしれない。

いよいよ、堕落論から絶望論へ、か。
高知の図書館においてあるか絶望的、なんてね。

堕落論から絶望論へ

2004年12月25日 | Weblog
坂口安吾「堕落論」から、清田友則「絶望論」へ

 ラジオ番組「武田鉄也の今朝の三枚おろし」で聞いた話。

 清田友則「絶望論」(晶文社)によれば、現在の爛熟した消費社会の原動力となる欲望は、「他者が手放したものを独占する」幻想に集中している、とのこと。

 ジーンズや腕時計など古物ブームや、なぜか日本で大ヒットの韓国ドラマも行き着くところ、他者が手放した価値あるいは成り立たなかった恋愛ドラマに、自分が関与できる余地を実態がないのに夢想して、勝手に首をつっこんでいるのでは、という指摘。

マイブームというが、本当にマイ・ブームなのか。

待てよ、これも、本当に、自分の言葉なのか、、、?