映画と本の『たんぽぽ館』

映画と本を味わう『たんぽぽ館』。新旧ジャンルを問わず。さて、今日は何をいただきましょうか? 

イエスマン/"YES"は人生のパスワード

2010年01月02日 | 映画(あ行)
人生前向きならチャンスも転がり込んでくる!

          * * * * * * * *

ジム・キャリー主演となれば楽しさは保証されたようなものですが、
まだ観ていなかったですね。


3年前の離婚から、落ち込みっぱなし、
何に対しても“NO” で、人生に後ろ向きのカール(ジム・キャリー)。
あるとき友人に誘われて、とあるセミナーに参加します。

【どんなことにでも“イエス”と答えることが、
意味のある人生を送るためのルールである。】

このように、前向きに生き方を変えるためのセミナーでした。
半信半疑ながらも、セミナー会場を後にすると、
さっそく浮浪者に車で公園まで乗せてくれと頼まれる。
渋々乗せてみれば、携帯を貸せという。
貸してみれば長電話で電池切れ。
おまけに最後に金をくれといわれて、有り金すべて出してしまう。
・・・いいことなんか何もないじゃないかと、帰ろうとすればそこでガス欠。
携帯も使えずに、誰かに助けを求めることもできない。
やむなく、遠くのガソリンスタンドまでポリタンクを下げて歩く・・・。
ところがそこに、個性的なかわいい女性アリソン(ズーイー・デシャネル)がいて、
二言三言話をするうちに、バイクで車のところまで送ってくれる、
ということになるんですね。
・・・なるほど、結局ラッキーだった!

こんな風で、本当はいやだと思いつつも「イエス」と言っているうちに、
いろいろなことがすべてうまく回り出す。
むろん、映画のことなので、先には落とし穴も待っているのですが・・・。

でも、基本的には、前向き、ポジティブOK。
迷うくらいなら飛び込め! 
これが人生を楽しみ、成功するための秘訣、というのは、
本当にその通りだなあ・・・と思いました。
イエスということ。
つまりは、人と人とのつながりを大事にするということなんですよね。
そうして親しくなった人たちに、やがて助けられることもある。
ぜんぜん説教くさくなくて、大事なメーセージが込められています。


さて、ジム・キャリーは、黙ってじっとしていればハンサムなんですが、
くるくる変わるあの表情、仕草、やっぱり笑ってしまいますね。
ちょっと疲れたときなどに、観るといい作品です。

2008年/アメリカ/104分
監督:ペイトン・リード
出演:ジム・キャリー、ズーイー・デシャネル、ブラッドリー・クーパー、リス・ダービー



「イエスマン/YESは人生のパスワード」 予告編