それぞれにキマって・・・
* * * * * * * *
外交官黒田康作シリーズ第2弾。
第一作の「アマルフィ」のときから、これはシリーズになりそうだということで、
TVシリーズにもなり、
そしてこの2作目となったわけですが・・・。
前作は全編海外ロケ、そしてアマルフィの美しい風景に、
浮き立つような華やかさを覚えました。
しかし・・・慣れてしまうものですね。
今作ではもうそれが当たり前のことになってしまっている。
まあ、だからこそなのか、
前作よりはじっくり練られたストーリーになっているように思いました。
今作は、ある日本人投資家の死が大きな謎となりますが、
巨額の資金が絡む国際金融犯罪が根底にあります。
でも実のところ私は、マネーロンダリングというのがよくわからない・・・。
まあ、それでも何とか、ストーリーにはついていけましたが・・・。
謎の美女銀行員、新藤結花(黒木メイサ)、
インターポール捜査官神足(伊藤英明)、
そして外交官黒田康作(織田裕二)が絡みながらストーリーが進んでいきます。
神足が、日本の警察から左遷のような形でこちらへ来ていて、
しかもこの事件は、警察上層部が握りつぶしたがっている
という事情も絡んで悩みどころ。
しかし、さすがになかなかかっこよく決まっているのでした。
いい役です。
また、新藤結花の最後に明かされる子供の頃のエピソードが効いていまして、
余韻が残ります。
これも見所たっぷりの役。
そんな中では今回、黒田のおいしい場面はあまりなかったかも・・・。
いえ、実は大変な危機が彼を襲うのですけれどね・・・。
しいていえば、今作中、
何故か彼はいつも珈琲を飲み損ねているという茶目っ気のある設定。
いつもしかめっ面の黒田には、それくらいのシーンがないとね・・・。
そして、何だか唐突感がありますが、
時折出てくるフリージャーナリスト佐伯の福山雅治は、
いつも女性とべたべたの軟派。
硬派の黒田と対比関係を表したかったのでしょうけれど・・・、
ますます主役が誰なのかわかりにくくなっちゃいました・・・。
「アンダルシア 女神の報復」
2011年/日本/125分
監督:西谷弘
脚本:池上純哉
原作:真保裕一
出演:織田裕二、黒木メイサ、伊藤英明、戸田恵梨香、福山雅治
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外交官黒田康作シリーズ第2弾。
第一作の「アマルフィ」のときから、これはシリーズになりそうだということで、
TVシリーズにもなり、
そしてこの2作目となったわけですが・・・。
前作は全編海外ロケ、そしてアマルフィの美しい風景に、
浮き立つような華やかさを覚えました。
しかし・・・慣れてしまうものですね。
今作ではもうそれが当たり前のことになってしまっている。
まあ、だからこそなのか、
前作よりはじっくり練られたストーリーになっているように思いました。
今作は、ある日本人投資家の死が大きな謎となりますが、
巨額の資金が絡む国際金融犯罪が根底にあります。
でも実のところ私は、マネーロンダリングというのがよくわからない・・・。
まあ、それでも何とか、ストーリーにはついていけましたが・・・。
謎の美女銀行員、新藤結花(黒木メイサ)、
インターポール捜査官神足(伊藤英明)、
そして外交官黒田康作(織田裕二)が絡みながらストーリーが進んでいきます。
神足が、日本の警察から左遷のような形でこちらへ来ていて、
しかもこの事件は、警察上層部が握りつぶしたがっている
という事情も絡んで悩みどころ。
しかし、さすがになかなかかっこよく決まっているのでした。
いい役です。
また、新藤結花の最後に明かされる子供の頃のエピソードが効いていまして、
余韻が残ります。
これも見所たっぷりの役。
そんな中では今回、黒田のおいしい場面はあまりなかったかも・・・。
いえ、実は大変な危機が彼を襲うのですけれどね・・・。
しいていえば、今作中、
何故か彼はいつも珈琲を飲み損ねているという茶目っ気のある設定。
いつもしかめっ面の黒田には、それくらいのシーンがないとね・・・。
そして、何だか唐突感がありますが、
時折出てくるフリージャーナリスト佐伯の福山雅治は、
いつも女性とべたべたの軟派。
硬派の黒田と対比関係を表したかったのでしょうけれど・・・、
ますます主役が誰なのかわかりにくくなっちゃいました・・・。
「アンダルシア 女神の報復」
2011年/日本/125分
監督:西谷弘
脚本:池上純哉
原作:真保裕一
出演:織田裕二、黒木メイサ、伊藤英明、戸田恵梨香、福山雅治