思わぬ巨悪に突き当たる
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2020年8月に43歳で急逝したチャドウィック・ボーズマン、最後の主演作です。
ニューヨーク、マンハッタンでコカインの強奪事件が起こります。
銃撃戦の末、警官8名が殺害されるという大事件に発展。
その捜査に当たるのが、デイビス刑事(チャドウィック・ボーズマン)。
彼の父は過去に警察官だったのですが、ある事件のために殉職しています。
そのこともあり、彼は人一倍正義感が強く使命感に燃えているのです。
そんな彼がこの度立てたプランは、マンハッタン島へつながる21の橋すべてを封鎖すること。
デイビスは2人組の犯人を封じ込め、追い詰めていきます。
と、ここまでで十分なサスペンスものなのですが、本作にはさらに奥がある。
そもそも、この2人組はこんな大それた犯罪を起こそうと思ってはいなかった。
ちょっとした量の麻薬を手に入れられれば良かった。
ところが意に反して、倉庫には山のようなコカインの山。
そしてその時にやって来た警官は、
どうも捜査や通報を聞いて乗り込んできたようではなかった・・・。
デイビスは、恐るべき巨悪をも暴くことになる・・・。
こんなことがあったらイヤだなあ・・・と、マジ思ってしまった。
頭が良くて根は善人そうな犯人像が魅力的でした。
<WOWOW視聴にて>
「21ブリッジ」
2019年/中国・アメリカ/99分
監督:ブライアン・カーク
出演:チャドウィック・ボーズマン、シエナ・ミラー、ステファン・ジェームズ、キース・デビッド
陰謀度★★★★☆
満足度★★★★☆