映画と本の『たんぽぽ館』

映画と本を味わう『たんぽぽ館』。新旧ジャンルを問わず。さて、今日は何をいただきましょうか? 

ジョー・ブラックをよろしく

2008年02月25日 | 映画(さ行)

(DVD)
半分おとぎ話のようなストーリーなので、これはブラピを楽しむための作品と見たほうがいいと思います。
まさしく、ブラピの魅力満載。
1998年の作品なんで10年前ですか。
うん、今のブラピも悪くは無いけど、10歳若いブラピはまた格別ですよ。
いかにも米国青年風の底抜けに明るいところ、
また、ちょっと気弱そうなところ、
そして、開き直ったふてぶてしい感じ、
こういうのをすべて合わせ持ちくるくると変わる、
ストーリーにもマッチして、ブラピの見本市みたいになっております。

ブラピはなんと死神の役なんですけどね・・・。
死神にしてはハンサムすぎ。
いえ、これはたまたまそのハンサムな青年に死神が乗り移ったという設定です。
彼は、大富豪のパリッシュをお迎え(!)に来たのですが、
ちょっと気まぐれを起こして、人間界を見学して行こうとする。
そういうことは初体験なので、何もかも珍しい。
彼が気に入ったのはピーナツバターだったりするのがご愛嬌です。

さて、彼は、そ知らぬ顔でパリッシュについて歩くのですが、
おどろいたのはその娘スーザンとの対面。
実はその日の朝、まだ死神が乗り移っていない時の彼とスーザンはカフェで出会い、意気統合していたのです。
朝の様子とはぜんぜん違う彼の様子に戸惑うスーザン。

けれどまた、二人の気持ちはだんだん近づいていって・・・というラブストーリー。

この、彼の会社のお家騒動も絡んで、結構長い作品なのですが、それほど長く感じませんでした。

アンソニー・ホプキンス演じる大富豪パリッシュはなかなかの大人物で、
死神が迎えに来てもさして動揺しない。
それまでの人生に十分満足できている風ですね。
妻には先立たれていますが、
長女とその夫、そしてスーザン。
暖かくていい家族です。
65歳の誕生日、屋敷で盛大な誕生パーティー。
お祭りのようににぎやかに花火がいくつも打ち上げられる中、
彼は死神と共に旅立っていく・・・。
こんな最後はちょっとうらやましいですけどねえ・・・。

1998年/アメリカ/180分
監督:マーティン・ブレスト
出演:ブラッド・ピット、アンソニー・ホプキンス、クレア・ラフォーニ、マーシャ・ゲイ・ハーディン



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