「おまえはまともじゃない。でも、偉大な人はみんなそうだ。」
* * * * * * * *
え~、性懲りもなくやっぱり字幕3Dで見てしまいました。
どうせ見るなら3D。
ジョニー・デップの声はちゃんと聞きたいし・・・。
でもアバターで、こんなもんでしょとわかっていたので、さほどストレスはなしです。
けどますます、あるものならば度入りのマイ3Dメガネが欲しいと思ってしまいました。
メガネonメガネはうっとうしい。
さてこの作品、いうまでもなくルイス・キャロル原作のアリスのストーリーを元にしていますが、原作アリスは6歳。
このストーリーはその13年後、アリス19歳となっています。
もう少女とも呼べなくなるお年頃。そろそろ将来のことを考えなければならない。
将来のことといっても、この時代のこと。
女性には結婚という選択肢以外はほとんど無いといってもいいのですけれど・・・。
ストーリー冒頭、ある男性から結婚の申し込みを受けたアリス。
しかし、家柄は願ってもないくらいだけれど、
全くその気になる相手ではないし
・・・答えることが出来ず逃げ出してしまうアリス。
そしてそのままウサギを追って穴の中に・・・、という具合です。
地下のワンダーランド、この世界はとてもへんてこりんで楽しい。
この空想の世界に臨場感を持たせるには3Dという手法はとても効果的ですね。
悪くない、と思いました。
こんな世界にやはりキノコは欠かせないようです。
キノコにはもともとどことなくファンタスティック、現実離れしたムードがあります。
アリスはこの世界になかなかなじめず、いつも大きすぎたり小さすぎたり。
これは夢に違いないと自分に言い聞かせ続け・・・。
6歳の頃にはすぐになじめたのですが、こういうところはさすがに19歳。
しかし彼女はこのワンダーランドの危機に立ち向かわなければならず、
次第に彼女自身も変わっていくのです。
嫌なこと、面倒なことから逃げ出さず、自分の意志で前へ進むこと。
そうしたことを身につけていくんですね。
ジョニー・デップは、マッド・ハッター、おかしな帽子屋さん。
見かけはどぎつくへんてこでも、そこに隠された優しさやナイーブさ
・・・そういうところは、彼の真骨頂ですね。
まあ、私としてはもっとシリアスなジョニー・デップを見たいのですが・・・。
この作品中、何度かこのセリフが出てきます。
「おまえはまともじゃない。でも、偉大な人はみんなそうだ」
名言というか真理だなあ・・・。
「まとも」な人は決して「偉大」にはなれない。
まあ、そこまでいうと言い過ぎかも知れないけれど、
逆をいえば、思い切った発想・大胆な行動、そういうことが成功の秘訣とも言える。
そこまで言っておきながら、
何故に赤の女王があの見てくれで悪役で、
白の女王があの美貌で善き人・・・というのは納得できない気もしますが・・・。
どう見てもまともじゃない赤の女王こそ、
偉大な何かを成し遂げるかも・・・という方がおもしろいんじゃないかな。
まあ、始めから過度に期待はしていなかったので、そこそこ楽しめましたが・・・。
2010/アメリカ/109分
監督:ティム・バートン
出演:ミア・ワシコウスカ、ジョニー・デップ、アン・ハサウェイ、ヘレナ・ボナム・カーター、アラン・リックマン
* * * * * * * *
え~、性懲りもなくやっぱり字幕3Dで見てしまいました。
どうせ見るなら3D。
ジョニー・デップの声はちゃんと聞きたいし・・・。
でもアバターで、こんなもんでしょとわかっていたので、さほどストレスはなしです。
けどますます、あるものならば度入りのマイ3Dメガネが欲しいと思ってしまいました。
メガネonメガネはうっとうしい。
さてこの作品、いうまでもなくルイス・キャロル原作のアリスのストーリーを元にしていますが、原作アリスは6歳。
このストーリーはその13年後、アリス19歳となっています。
もう少女とも呼べなくなるお年頃。そろそろ将来のことを考えなければならない。
将来のことといっても、この時代のこと。
女性には結婚という選択肢以外はほとんど無いといってもいいのですけれど・・・。
ストーリー冒頭、ある男性から結婚の申し込みを受けたアリス。
しかし、家柄は願ってもないくらいだけれど、
全くその気になる相手ではないし
・・・答えることが出来ず逃げ出してしまうアリス。
そしてそのままウサギを追って穴の中に・・・、という具合です。
地下のワンダーランド、この世界はとてもへんてこりんで楽しい。
この空想の世界に臨場感を持たせるには3Dという手法はとても効果的ですね。
悪くない、と思いました。
こんな世界にやはりキノコは欠かせないようです。
キノコにはもともとどことなくファンタスティック、現実離れしたムードがあります。
アリスはこの世界になかなかなじめず、いつも大きすぎたり小さすぎたり。
これは夢に違いないと自分に言い聞かせ続け・・・。
6歳の頃にはすぐになじめたのですが、こういうところはさすがに19歳。
しかし彼女はこのワンダーランドの危機に立ち向かわなければならず、
次第に彼女自身も変わっていくのです。
嫌なこと、面倒なことから逃げ出さず、自分の意志で前へ進むこと。
そうしたことを身につけていくんですね。
ジョニー・デップは、マッド・ハッター、おかしな帽子屋さん。
見かけはどぎつくへんてこでも、そこに隠された優しさやナイーブさ
・・・そういうところは、彼の真骨頂ですね。
まあ、私としてはもっとシリアスなジョニー・デップを見たいのですが・・・。
この作品中、何度かこのセリフが出てきます。
「おまえはまともじゃない。でも、偉大な人はみんなそうだ」
名言というか真理だなあ・・・。
「まとも」な人は決して「偉大」にはなれない。
まあ、そこまでいうと言い過ぎかも知れないけれど、
逆をいえば、思い切った発想・大胆な行動、そういうことが成功の秘訣とも言える。
そこまで言っておきながら、
何故に赤の女王があの見てくれで悪役で、
白の女王があの美貌で善き人・・・というのは納得できない気もしますが・・・。
どう見てもまともじゃない赤の女王こそ、
偉大な何かを成し遂げるかも・・・という方がおもしろいんじゃないかな。
まあ、始めから過度に期待はしていなかったので、そこそこ楽しめましたが・・・。
2010/アメリカ/109分
監督:ティム・バートン
出演:ミア・ワシコウスカ、ジョニー・デップ、アン・ハサウェイ、ヘレナ・ボナム・カーター、アラン・リックマン