ドイツ・スイス・フランス旅行の行程は こちらです。
旅の始まりはこちらです。
2008 ドイツ・スイス・フランス目次
1ドイツライン河畔ヴィスバーデン 2 ドイツ ライン河下り 3 ドイツハイデルベルグ
4 ドイツ ローテンブルグⅠ 5 ドイツ ローテンブルグⅡ 6 ロマンチック街道フッセン
7ドイツ ノイシュバンシュタイン城 城内部 8 スイス グリンデルワルド
9スイスアルプス・ユングフラウヨッホ 10 ローザンヌからパリ
11 フランスエッフェル塔・ルーブル美術館 12 モンマルトルの丘・サクレクール寺院
13 パリ セーヌ川クルーズ・フランス料理 14 パリ ブローニューの森・帰国
9月21日(日)
昔の京都の市電に、ちょっと似ているかな~。
この電車に乗って、グリンデルワルドを出発です。
でも。。登るにしたがって、やっぱり周りには
白い雲が濃くなり。。
添乗員さんの、
「この前のツアーでは、結局何も見えなかったんですよね。。。」
という言葉で、皆は一層落ち込み。。
とうとう、こんな灰色の雲の中へ入ってしまいました。
周りが何も見えなくなって、みんなが今日の登山は
もう、きっと何も見えないんだ。。。と
諦めかけた時。。。
わぁ~、雲を抜けると上空には、スカイブルーの空が。。
スイスアルプスの山々も見え始め、
至る所から感激の声が~。ほんと、嬉しかったです。
添乗員さんも、
「こういうこともあるんです~」とにっこり。
な~んだ。。。さっきの言葉は、
みんなの気持ちを落としといて、
感動を大きく~という演出だったんだ。。と、思った訳で。。
そうですよね~。。
クライネシャイデックの駅で、
憧れのこの赤い登山列車に乗り換えです。
雲海がどんどん下になっていきます。
この登山列車は、アイガーやメンヒの山を貫いて作られた
トンネルを40分も走っていくんですよ。
トンネル内の駅は、アイガーヴァント駅、アイスメーア駅の二つ。
停車時間は、両方ともたった5分です。
たった5分の停車でも、結構冷えてトイレへ行く人が多く、
私も取りあえずと思って行ったのですが、
走ってはいけないと注意されていた(高山病になる)ので歩いていくと、
すでにいっぱい並んでいて。。。なんで?走ったらあかんのとちがうの??
それでも並んでいたら、なんと5分たった頃、
大柄の男の車掌さんが、
「もう戻ってきなさい~。電車がでるよ~。」と、呼びに来るんです。
まだ、いっぱい並んでいるのに。。
え~~え。。そんな。。。
でも、車掌さんには逆らえず、みんなでぞろぞろ引き上げました。
結局はトイレに並んだだけの5分。。もったいない。。
これから、もしこの登山列車に乗られる方がおられたら。。
この両駅では、我慢できるならトイレに行かない方が
賢いかな~と思います。
それよりも、展望窓からの眺めが素晴らしいので
その展望を楽しんだほうが、ずっと素敵です。
3160メートル、アイスメーア駅。
トンネルに作られた展望窓からの眺めです。
雄大な氷河(フィシャー氷河)が広がっています。すご~い。
そして、終着駅のユウグラウヨッホ(3454m)に着きました。
ここから展望台まではエレベーターで登るのですが。。。
絶対に走ってはいけないことや、ゆっくりと行動する事、
それでも頭痛がしたり、体調を崩す人がいる事など、
高山病の怖さを色々と聞かされていた私たちは
これ以上、上に登るのが怖くて、
とりあえず氷の宮殿へ行く事にしました。
氷の宮殿
床も壁も天井も、全て氷で作られた氷の宮殿。
床はまるでスケート場で、気を抜くとすべってしまいそう。。
手すりをしっかり持って、進んでいきました。
迷路のような氷の洞窟の中に飾られた、
氷の彫刻の熊やペンギンが、とても可愛い~。
氷の宮殿の外に出ると、そこは一面の雪の世界。
まるで、スキー場のような風景に、
私達も、周りのみんなも、子供のようにわ~っと、
はしゃいでしまいます。
おっと、はしゃいではいけない。。ここは3474メートル。。
富士山の頂上(3776m)にあと300mほどの高地でした。
ゆっくり行動しないと、高山病になるんだった。。
二人とも、体調に変化がなかったので、
3571mのスフィンクス展望台へ上ってみることにしました。
通路を、高山病が怖いのでゆっくり目にしばらく歩きます。
本当は、早く行きたくて心は、はやるのですが。。
だめだめ。。と気持ちを抑えながら。。
展望台へは、超高速のエレベーターであっという間に到着でした。
でも、このエレベーター、実は。。。
かの有名なシンドラー社のエレベーターなんですよ。。
スフィンクス展望台
わぁ~、すごい~。やっぱり登ってきてよかったです。
トップ・オブ・ヨーロッパ、3571mのスフィンクス展望台からは
真っ白な氷河とアルプスの山々が見渡せます。
西にユングフラウ、東にメンヒ、
その間にはヨーロッパ最長のアレッチ氷河。。
アレッチ氷河や、ユングフラウの頂上が、
解説図の通りに見えています。
このスイス国旗の向こうにそびえるのは、
メンヒ(4099m)、ユングフラウ3山の一つです。
壮大な雪のスイスアルプスの山々を堪能して、
展望台を降りてきました。すると。。
あれあれ、こんなところに日本の赤いポストが。。
実は、この駅は富士山五合目郵便局と姉妹提携。
それで。。記念の日本の赤い郵便ポストがあるんですって。。
ここから、葉書きを出すと、世界一高い所にある郵便局
ユングフラウヨッホのスタンプを押してもらえるとかで、
私達も、このポストから絵葉書を出しました。
私は主人に、主人は私に。。
でも、お互い、なんてことのない普通の事を
書いているだけなのですが。。
サンスターの絵葉書は主人から、フッセンの方は私からです。
クライネシャイデリック駅
クライネシャイデックに戻ってきました。
アイガーと メンヒです。
ここで、昼食。ランチョンマットもここらしい。。
この紙、ちゃんともらってきましたよ~。
パンプキンスープにハムの盛り合わせ、
デザートのプリン。
メインはじゃが芋をチーズに絡めて食べるこの一品。
これ、すごくおいしかったんですよね~。
これなら、日本に帰ってからもできそうです。
でも、一番の御馳走はこの景色?
レストランからの眺めです。素敵でしょう~。
ユングフラウ3山
それでは、ここでもう一度、
アルプスの乙女と呼ばれるユングフラウ、アイガー、メンヒの
ユングフラウ三山を紹介しましょう~。
これは、アイガー。
そして、メンヒとユングラウヨッホです。
いつか、もっとゆっくりこの地を訪れたい。
その時は、ハイキングもしてみたいな~と夢が広がります。
でも。。名残惜しいけど、スイスアルプスにさよなら。。
ノイシュバンシュタイン城とスイスでの小物達。
楽しかった思い出がいっぱい詰まってます。
さて、次はローザンヌからTGVに乗ってパリへ向かいます。
(10 ローザンヌからパリへ続きます。)