京のたんぽぽ日記

夫婦共にリタイヤした後の生活を
大好きな旅行を中心に綴っていきます。

夕日が浦温泉2 夕日が浦の夕日と蟹

2010-12-15 08:41:30 |  国内旅行

 夕日が浦の夕日

山の向こうに夕日が沈み始めました。

少しずつ、少しずつ沈んでいく夕日を、
部屋の縁側に座りながら、静かにじっと見つめます。

夕日が沈むのを、ただ黙って、ゆっくり見つめるなんて。。
慌ただしい日常の中では、こんなゆっくりした時間はなかなか持てません。

色々なことで波打つ心も静かに、静かになっていく。。
そんな、とても貴重で贅沢な時間でした。 

空がどんどん赤みをまし、とうとう夕日が山の頂上に落ち始めました。

 


 腕組みしながら、言葉もなく沈む夕日を見つめる主人。
母も、椅子に座って、夕日を見つめています。

静かに、静かに流れる時間。 

そして。。

とうとう、山の向こうに夕日が沈んでしまいました。

夕日が消える瞬間を心に刻みました。
夕日が落ちた後の山の向こうには、茜色の空が広がっていましたよ。

 散歩

私と主人は、夕食までの間に少しだけ散歩を。

 機織り機械の音がごとごととなる町中、夕日が浦の海岸まで
歩いて行きました。

もう、人影のない寂しい冬の海。

若いカップルが、写真を撮りながら楽しげに笑いあう声だけが響いていました。


夕ご飯・蟹・蟹・蟹

そして、お楽しみの蟹料理です。

食べに行ったら、いつ並べたのかわからないようなお料理が並んでいて、
がっかり。。というようなことが、たまにあったりしますが、 

ここはお部屋食、私たちの目の前でどんどん新鮮なお料理が並べられていきます。

蟹は一人2杯、主人の目がきらきらと。。
漫画だったら、主人の目の中に星がいくつもぴかっと
光っているところです。

 お刺身の盛り合わせがまた豪華で、最近食の減った母も、
ここのお刺身はおいしい~と、たくさん食べてました。

ちなみに、この椿の花、板前さんが人参で作った作品だそうです。
生花だとばかり思っていて。。びっくりでした。

 
お料理は、蟹のてんぷら、蟹味噌を使った豆腐、茶碗蒸しと続き、

 これもよかったらどうぞ。。と、サツマイモの天ぷらも出てきました。

仲居さんが一人ついて、蟹を焼いて下さいます。
香ばしい焼きガニの匂いが部屋中に広がって。。

 蟹の身ががしっかり詰まった、ジューシーな焼き蟹。

至福の時に、主人も黙々と蟹を堪能しています。

 

そして。。。びっくりしたのは、蟹を調理場でさばいて下さること。

いつもは、自分で時間をかけて蟹の身をとるのですが、
この旅館では、いったん蟹を引き下げて、さばいてからまた
持ってきてくださいます。

 さばかれた蟹

 ここまでしてもらえたら、ずいぶん食べやすいですよね~。
このサービスにみんな感激でした。

蟹鍋も、仲居さんが作って下さいます。

 もちろん、自分で作ってもいいのですが、ここはせっかくなので
プロの手に。。なんて、動きたくなかっただけかも。。って、ばれたかな??

蟹をしゃぶしゃぶして食べて下さいよ~と言われて、
皆でしゃぶしゃぶ。

お腹一杯でもう食べられない。。とか言ってたくせに、
みんなこれはうまいと、またまた舌鼓。

残った蟹をたっぷり入れた蟹雑炊もその場で作って下さって
これは別腹。。とか言いながら、雑炊もしっかり食べてしまいました。

 蟹好きの主人が、ここの蟹はうまいと太鼓判を押した
蟹のお料理でした。
ほんと、美味しかったです。ごちそうさまでした。

 

11月21日(日)

一夜開けて、薄いピンク色に染まる朝焼けの空です。

 

朝ご飯は大広間で。
焼き魚、豆腐、出汁巻き卵、烏賊のお造り。。

 でもでも、あつあつのお味噌汁と、釜戸で炊いた魚沼産のこしひかりは
一番のごちそう~。。本当に美味しいお米でした。

その後は、2階のこれまたレトロなカフェでコーヒーを。

 

 ウエイトレスのおばちゃんの姿にも、和まされます。
コーヒーも美味しくて、一日の活力が湧いてきました。

お土産を買った後は、店の御主人や中居さんに送られてさよなら。

このお宿は、リピーターや、ひと冬に何回も来られるお客さんが多いとか。。
わかるわ~と主人が、大きく頷いていました。

 

さて、次は、 

( 夕日が浦温泉3、こうのとりの里・成相寺展望台へ続きます。)

 

コメント (2)