どんぐりうさぎのタンポポ野原2

おやつ&キッチンの小説🍰銭天堂の映画のこと



くろねこカフェのおやつ/高橋由太 

著者の「作ってあげたい小江戸ごはん」
シリーズが楽しかったので
図書館の新刊チェックで見つけて
借りてみました

24歳にして父の小さな葬儀会社を
継いだ女性
その会社には
故人の思いを伝える場を提供する
サービスがあり そこが
くろねこカフェで店主は兄(26歳)
24歳の彼女を中心に物語は進みます

くろねこカフェ店主は
生前 故人の希望により決められた
おやつを用意して
故人が招待していた客を待ちます

小川糸さんの「ライオンのおやつ」では
死期が迫った本人がおやつの
リクエストをしていましたが

くろねこカフェでは
招待客に食べてほしい おやつを
故人が決めるのです
その場所で故人は
残された人たちへの思いを
 おやつという形で伝えるのです


物語は4話綴られ登場するおやつは
実在の楽花生パイ(オランダ家という
千葉のメーカーの銘菓だそう
食べてみたいです!)
手作りのティラミスにマロングラッセ
そして 驚いたのが
 ベーコンのチョコレートがけ
でした!
北アメリカ発祥のお菓子だそうで
検索してみたら意外なことにも
とても美味しいとのこと
作り方も色々出てきました

このように思いがけない
お菓子の知識もありつつ
物語はしっとりと温かなものでした

物語の中でハッとする
文章がありました
苦手な相手でも、大嫌いな相手でも、
 きっと誰かの大切な人なのだから。

という主人公の心の声です



 キッチンつれづれ/アミの会 

8人の作家による家族や大事な人との
悲喜こもごもを綴った短編集

初めて読む作家さんが多かったけれど
楽しく読みました
特に松村比呂美さんの「離れ」
永嶋恵美さんの「お姉ちゃんの
実験室」が好きでした

今日は食べ物繋がりの小説
2冊の読書記でした

🍰

*おまけのご紹介*

 これまた おやつ繋がりということで

シネコンに出かけたら
このようなフライヤーを
見つけてしまいました

えーっ。銭天堂の紅子さんが
天海祐希さん!?
意外すぎる! 面白そうすぎる!
 公開が楽しみです
(((o(*゚∀゚*)o)))





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