どんぐりうさぎのタンポポ野原2

猫と罰/宇津木健太郎*読書記


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日本ファンタジーノベル大賞
2024年大賞受賞作

主人公の黒猫が
夏目漱石の飼い猫だった過去を持つ
という設定に惹かれました

猫は9回生まれ変わるという
設定のもと物語は進みます この黒猫
文豪に飼われていただけあってか
長いこと転生を繰り返してきたからか
どうかはさておき
やたら難しい言葉を使います
その上 偏屈で可愛げがなくて
なかなか物語に
入り込めませんでしたが
我慢して読み進めてゆくと
途中から物語に
嵌まることができました

のほほんとした表紙とは裏腹に
かなり重い話で 主人公の黒猫が
偏屈者だった理由も分かると
とてもいいラストに辿り着きました
黒猫のことも好きになっていました

入り込むまで時間がかかりましたが
読んで良かったと思える本です

🐈

(読み始め 12月7日 読了 24日)


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