夢見るタンポポおばさん

富士山麓の風景、花の写真。エッセイ。

100年後2010年は、日本史の教科書にどのように記述されるのだろうか?

2010-12-11 23:29:15 | 日記・エッセイ・コラム

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今日は初孫の初めての発表会の応援に、富士市のロゼシアターに応援に行って来ました。

どの子もみんな一生懸命、親や、祖父母達の期待に応えようと、真剣に踊りや、演奏を頑張っている。

自然と涙腺が緩む私。

話題のあの千両役者も、この子達と同じように、はじめは、舞台に純粋な気持ちで立っていたと思う。

それが物心がついて来ると、自分の置かれた特殊な世界に窮屈さを感じ始めたのではないかと思う。

WILLではなく、SHALLの世界

大変なプレッシャーを、生まれながらに背負って、金色のスプーンを持って、この世に生誕したと思う。

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左,ロゼシアターの薔薇のステンドグラス

  右,民家の前の畑で、餌をついばむつがいの雉

車で10分ほどの所にある対照的な風景

プレッシャーを背負わされているのは、役者だけではない。開業医、経営者、寺院、農家、等跡継ぎがいないと現役が困る。

子供に自分の仕事の後継者になって欲しいと願う親がいる。

伝統的な職業や、由緒ある家柄ならなってもらわないと困る!

子供に自分の果たせなかった夢を託す親がいる。親の夢を背負わされる子供もいい迷惑。

しかし子供は親の期待に応えようと、兎に角頑張る。

双方ともに大変だ。

士農工商の時代は200年以上も前の話

真面目に親の後継者になって、農業に取り組んで、日本の食糧の自給率を維持してくれている本当に親孝行の彼等には、お嫁さんが来ない。

明治維新よりも大変な平成の政権交代

100年後、日本史の教科書には、どのように記述されるのだろうか?


終活と言う言葉を初めて知りました

2010-12-10 21:54:35 | 日記・エッセイ・コラム

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今朝新聞で初めて、『終活』と言う言葉を知りました。

就活や、婚活の派生語。

最期の時に向けて、お迎えが来る前に、残される者に迷惑を掛けないように、準備をすることの造語のようです。

国文卒で、元国語教師なのに、『知らない』と言っても恥ずかしくはない新しい言葉のようです。

旅立つ前の当たり前の、身辺整理が、終活とは何て嫌な言葉なのでしょう。

霊園や、お墓、葬儀屋さんの陰謀で作られた造語なのでしょうか?

人間の死亡率は、100%で、遅かれ、早かれ、みんなお迎えが来ます。

『いつ、何処で最期の時』に老いも若きもありません。

人生そのもの、この世に生を受けたその日から、毎日毎日が、終活と言うことになります。

言い換えれば、今の生活そのものが、終活なのです。毎日周りの者に迷惑を掛けないようにする。

要らない物を整理する。

一日一日を大切に生きる。時間を大切に使う。

至誠と奉仕の心を持つ。

人と良い思い出を作る。

だから生活と呼んで欲しい。

死ぬために生まれて来たのではありません。

死んだら、終わりではありません。

活き活きと生きた人生は、誰かの心に何かを残すことでしょう。


無くしてはじめて解る大切なもの

2010-12-09 21:54:08 | 日記・エッセイ・コラム

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今何かと話題の人東国原知事のプロポーズの台詞

「僕が失いたくないものが二つある。髪の毛と君だ。」

美人女優とお笑い芸人のカップルにふさわしい名台詞だと思う!

なくなってはじめて解る大切なもの

健康

親 、子ども、配偶者、若さ、人生の残りの時間、お金

私は豊かな自然環境を失いたくないと思う

澄んだ青空に太陽、夜空に月と星たち

安心して飲める水、綺麗な空気、静かな空間

地球は人間だけのものではないのに、どんどん大切なものを失いつつあります。

           無くしてはじめて解る大切なもの

あなたの失いたくないものは何ですか?


慣れっこになると? 初心忘るべからず!!

2010-12-08 21:38:06 | 日記・エッセイ・コラム

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4年前から服用している痛み止めの薬の副作用が酷くなって、自分が、自分で無い感じがする。

まるで宇宙遊泳をしているみたいで、ふわふわしている。

主治医に相談して、半月程服用を中止していた。

ところが、夜中に1時間置きに身体の中から湧き出して来る感じの疼痛で、全然眠れない。

仕方なく、半月で、ギブアップして、また服用をしはじめた。

すると驚いたことに、6時間連続して眠れた。

こんなことは、はじめてこの痛み止めを服用した時に、『劇的に効いた』と感動した時以来だ。

きちんと服用していた時も、いつも3時間位すると、痛みが、身体の中から自然と湧き出して来て、眠れなかった。

主治医の説明によると、しばらく休んだことで、リセットされたとのこと。

長い間続けて服用していると、慣れっこになって来て、効かなくなるらしいです!

慣れっことは、なんと恐ろしいことでしょう。薬だけでなく、人間関係。

特に夫婦の間の慣れ

子育ての慣れ

愛し合う人と心が通じた時、我が子を初めて抱いた時、感動する。でも慣れっこになると、それが当たり前になって来て、大事にしなくなって、粗末に扱うようにさえなって来る。

相手の欠点ばかり目に付くようになって来る。

子供の情けない所ばかり気になって来る。

夢見るタンポポおばさんの今日の覚えておきたい大切なことわざ

                『初心忘るべからず』


クリスマスが近づいて来ると思うこと ポインセチアの花に寄せて

2010-12-07 21:44:20 | 日記・エッセイ・コラム

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クリスマスは父の命日。46才だった父は、朝元気に仕事に出掛け、昼過ぎに脳卒中で倒れ、その夜に帰らぬ人となった。

街中に、クリスマスソングが流れ、賑やかに飾り付けがされ、紅いポインセチアの花がお花屋さんの店頭に並ぶと、毎年44年前のあの悪夢の一日を思い出す。

13才だった私は、当時まだ貴重だったクリスマスケーキを食べるのを楽しみにしていた。

街に嫁いだ従姉妹が贈ってくれたアイスクリームのクリスマスケーキが、ドロドロに溶けていた悲惨な場景。

親戚をはじめ、様々な人の靴で溢れかえっていた上がり端。

オロオロと「おい、まあどうしよう。」と狼狽えていた祖母の姿等が、昨日のことのように鮮明に蘇る。

毎年正直クリスマスは華やかな気持ちにはなれない私。

        ただポインセチアの花だけは好きになった。

50才を過ぎて、大きな心臓の手術も何とか乗り越えて、インドネシアに旅行した。

抜けるほどの六月のバリ島の蒼空の下、深紅の背丈ほどの花が、咲き誇っていた。

何の花かと近づいて確かめると、日本の冬の花の代表ポインセチアの花だった!

亡き父は元海軍の水兵さん

軍艦で、アジア方面を航海していた。

南十字星の話とか、星座の見方など教えてもらっていた。

亡き父にバリ島で、再会したような気持ちがした。

日本にて 木枯らし受くる聖夜花  紅々と咲く  バリの水無月

 

自国にて 師走の風に温かく クリスマス待つポインセチアよ

バリ島の水辺に咲けり紅き花  母国にあらば聖夜の印

私はクリスチャンではないので、難しいことは解りませんが、クリスマスには、戦争の無い平和な世界と、健康で、平穏な生活を祈りたい!