ただいま愛猫蓮の棺桶を制作しています。蓮ちゃん、ありがとうね。箱につぶつぶを描きながら、20年間のパートナーはあなた以外に考えられないとつくづくおもったよ。
今週末は本来であれば埼玉県展にアート作品を搬入する予定でした。新型コロナウイルス拡大防止のために、今年の埼玉県展は中止になっています。だいぶ前に中止の連絡はいただいておりましたが、それでも描くだけ作品を描いておりました。
アニムス。シルバーでは初めてのアニムスです。催事は中止ですがそれでも描けてよかった。
傍からみれば「ああいつものさおりさんね」という感じではございますが、描くたびに本人のなかでは発見があります。そして今回は、今回も、自分のなかでは 新境地 なのだ。
新境地のときは、自分自身でも予想外なので、「わーどうなるかな」「大丈夫かな」「いつも大丈夫だったから今回も大丈夫なはず」「手はこれでいいと言っている」と若干の不安の飴玉を口の中で転がしながら手を動かしている。
そんなとき、つぶつぶタンタンに書いた1本前記事で書いた、癒しがありました。
⇒ 心臓や体の各部分、ずっと頑張ってくれていつもありがとう
⇒ 心臓や体の各部分、ずっと頑張ってくれていつもありがとう
以降はするするするするーっと手が動いて、作品になったのでした。
これはだいたいの完成形で実際の完成は額装する前になるとおもう。どこが作品の端になるかしっかりと意識して、作品をつくりあげる。
昨年は入選できてうれしかったなあ。
昨年は入選できてうれしかったなあ。
昨年は、実は搬入最終日の午前中に愛猫太陽君が退院してきて、午後の最後の最後に作品を持ち込みました。出品できてもできなくてもどちらでもいいとおもっていた。入選ももちろんできればうしいけれど、期待していなかった。
⇒ 埼玉県展(第69回埼玉県美術展覧会)に初めて挑戦してみた
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心臓に持病があるからほかの猫よりはお別れが早いのかもしれないなとはおもっていたけど、もうちょっと一緒にいたかったなあ。でもものすごくがんばってくれたとおもっている。どうもありがとう。
太陽は脱走したり、入退院を繰り返したりとドラマがいっぱいで、だから太陽君のことを思い出すことが多い。
だけどいつも変わらず当たり前に一緒にいてくれた蓮ちゃんとの日々ももちろんしあわせだった。そしてこういう日常にこそしあわせがあり、ついイベントばかり覚えているのは、なんというかあたしが成熟していない部分なんだろうなともおもっている。
もちろんイベントを否定するわけではないけど、でも蓮ちゃんとの日常を愛おしいとおもえる自分でいたいし、その日常を提供してくれてありがとう。
開催されない今年の埼玉県展に合わせて、ゴールドのアニマも描き上げられたらとおもっていたけど、そちらはまだ下塗りのみ。
まずは蓮ちゃんの棺桶を作ります。
みなさまとみなさまの大切な方の日常がいついつまでも続きますように。