『麺屋武蔵 ニ天』。時の流れのを感じつつ、あの頃の良さを想う。

台風が過ぎ去って今朝は晴れていたのだが

夕方から雲行きが怪しくなり

日が暮れて雨が降った。

それは秋雨らしいいかにも湿った雨で。

会社帰りに池袋で降り

明治通りをジュンク堂方面に歩き

左の路地を少し進んで

『麺屋武蔵　二天』を訪れた。

何年ぶりだろう。

店構え、店内の装飾は変わらない。

変わったのは麺でありスープでありトッピングであり…

何もかも変わった。

あの個性的な天玉もなく

なんだか二郎を意識した太麺。

それでも魚介を使ってコッテリと仕上がった

スープのコクは以前と変わらないようなレベルの高さで

そこはさすが武蔵で、ずば抜けた旨さ。



もう一度行くか？

どうするか。

これっぽちも追憶に頼る余地のなかった少なからずのショックは

時代の流れに繊細に反応していく

あの一大ブームを謳歌した『武蔵』らしいといえばらしいが…