〇 Excelの「データ」タブには、「統合」ボタンという、あまり使われないが、結構便利な機能がある。分類ごとの集計。
例えばチームごと、あるいは商品ごと、担当者ごとの得点や販売の合計を計算する際に、なかなか重宝する。
青組、赤組、白組の得点を集計。
下図は青組、赤組、白組の3チームがゲームをしてその得点を記録したものだ。「統合」を用いて各組の合計得点を集計しよう。
画1、E1を選択して、合計得点集計表の作成位置を決める。次に「データ」タブの「データツール」内にある「統合」ボタンをクリックして、「統合の設定」ダイアログを開く。
画2、「集計方法」が「合計」になっていることを確認して、「統合元範囲」をクリックし、B1:C10を選択する。さらに「統合の基準」の「左端列」をチェックして「OK」ボタンを押す。
画3、書式は適用されていないものの各チームの合計得点を一発で集計できた。
並び順をあらかじめ指定する。
また「統合」では、集計の並び順の指定もあらかじめできるようになっている。下記は、「青組、白組、赤組」の順番で集計した結果だ。
画4、いったんE列とF列のデータを削除して、E1に「チーム」、E2:E4に「青組」「白組」「赤組」と入力する。次に入力したE2:E4を選んで、「データ」タブの「統合」ボタンをクリックする。ダイアログの「統合元」を見ると先に範囲選択した「B1:C10」が絶対参照で表示されているので、クリックして選択する。
画5、「OK」ボタンを押すと、指定した順番どおりに得点を集計できた。
統合前のデータが大量の場合、「統合元範囲」を「B:C」のように列単位で指定すればよい。もちろん集計表は別シートにだって作れる。試してみてもらいたい。
