樹間暮のきまぐれライフ

ゆったりと・・・残りの20年は過ごせそうにないけれど、きまぐれな日々の生活を少しだけでも記憶の底に残しておくきっかけに。

初心忘るべからず

2018-11-27 23:01:29 | 日記


能の観世流を完成させた 世阿弥 の言葉
カレが書き残した「花鏡」という伝書に残されている。

"しかれば、当流に万能一徳の一句あり
  初心不可忘
 
 この句三ヶ条の口伝あり
  是非初心不可忘
  時々初心不可忘
  老後初心不可忘  "


人生の中、いくつもの初心がある。
若いときの初心、人生の時々の初心、そして老後の初心

老後にさえ芸におごることなくふさわしく精進せよ
と言うことを説いているらしい。

「初」という字は
衣へんに刀
着物を作る際 一番はじめの作業は
反物を刃(刀)で切る
   →過去の栄光等々今までのことを切ること

還暦を迎えこれからまた2巡目の1才を始めるために
以前のしがらみ、重荷、気持ちを切り
まっさらに近い気持ちでこれからの道に対峙する
新しい一歳の世界への入口に立つ

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