送電鉄塔の見える場所

稜線の向こうに消えてゆく鉄塔の列はどこへ続いているんだろう

苓北火力線 216-214号

2010-05-08 09:57:15 | 苓北火力線
3月は天候のすっきりしない日が続いた。
休日に鉄塔を見に行けないとじりじりしてくる。仕事のある日に晴れると窓の外ばかり気になってしょうがない。
いや、見るだけなら雨だろうと薄暗かろうと構わないんだけどね。きれいな画像が撮れないから。
結局は曇天の日やら仕事帰りの時間やら我慢しきれず出かけて行っては使えない写真をごっちゃり処分する展開w

ということで今回はどんよりした画像が多くなってしまったので季節の花も併せてご覧下さい。

           

          

前回の217号から谷を越えて来た216号。左は若番側から見たところ、右は反対から。
この辺りでは送電線がゆるい弧を描きながら斜面を降りてゆくので軽く角度がついている。左右の腕金の形がまるきり違う。

    

敷地は草ぼうぼうだった。3月上旬から鉄塔の周囲や送電線の下が刈ってあるのを見るようになったがここはまだ順番待ちらしい。
竹薮のそばが優先的に刈るというか伐採されている気がするんだが、まあ当然かw


          
   

薄暗い杉林を抜けてきたコンクリート道がヘアピンになっている所に215号への入口があった。
行く手に緑のトンネルが見える。トトロの世界だね。頭上ではウグイスがうるさいくらい鳴いてるし足元は花でいっぱいだ。
あたりには甘い匂いが充ちていてホントに気持ちがいい。これで晴れてさえいればなぁ・・・。

  

左の画像はC脚側から撮ったもの。中と右は上が若番側。216号ほど極端じゃないけどやっぱり左右で腕金の長さが違っている。
215だからヘリ巡視用番号札があるはずなんだが真下からでは判らない。
結界の外はすぐ薮なので距離がとれない。ほぼ真下からでさえ枝が映り込んでしまうくらいだし。
唯一距離が取れる小道からだと横位置になってやはりヘリ番は確認できない。
下から見るための物じゃないから見えにくくて当たり前なんだよね。でも悔しいw

         

ここには基準点がある。草に埋もれそうになっていた。もっと茂っていたら気付かなかったかも。
214号からやっと見えたヘリ番の画像も載せてみた。数字が判読できる距離で地上から見通せるのはこのわずかな隙間だけ。
ケータイカメラの解像度では結局文字はつぶれてしまったけど黄色いのは分かるでしょ?


    

214号は緑のトンネルの脇から尾根に沿って降った先だった。もうかなり平地に近い。

 

崩れたことがあるらしく工事現場みたいな結界だ。下の方には土嚢が積んである。
基準点が人工芝で保護してあった。思わず笑う。かわいいよ~w しかし2基続けて基準点あり。基準点を置く条件って何だろう。
ここの場合は変わってしまった地形を測量し直すために後から基準点を設けた可能性もあるのかな。
具合がいいので人工芝に座ってのんびりする。ここからは山の上の4回線鉄塔がいい感じで見えるんだー。
今までにも何度か登場しているこの中九州南熊本線と中九州大平線の併架はお気に入りなんです v(= ̄▽ ̄=)

 

           

春と送電線を堪能してからゆっくりと車を駐めたヘアピンの横まで戻ってきた。
急坂のコンクリート道は中九州南熊本線まで続いているようだった。次はこっちにするか苓北火力線の続きを行くか迷うな~w

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。