無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

踏み込み温床後の太陽養生処理バージョンアップ

2020-06-19 09:12:54 | 自然菜園の技術 応用
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本日、

本日は、一日雨模様。溜まってしまったPC業務と今年作ったばかりの田んぼの畦の見回りしつつ、
小雨やになったら、サトイモなどの芋の定植が終わらせたいまだまだ忙しい超農繁期の後半の梅雨時期です。


今年は、去年書いた踏み込み温床のその後の太陽養生処理をさらにバージョンアップしてみました。

やってみると、まだ納得できない場所や、改良点が見えてくるので、1年に一度しかできないもどかしさはありますが、
最良の一手を打って、また熟考して、またやってみる、1年かけて次の手を打つ将棋のような野良仕事です。


踏み込み温床は、3~6月よく働いてくれ、今年もよい苗をたくさんの生徒さんたち(畑)に届けることができました。


たっぷりと水やりをして吸水させた後






米ぬかと草(温床脇に生えてきた草)を30㎝天地返し、








その後、3日前に作ったばかりえひめAI2を散布し、水分量を90%以上にしたのち、

温床のトンネルに使用していた透明ビニールで覆って、土に埋めながら、ぴっちりとマルチしていきます。

去年までは、埋めずに密閉しましたが、今年は元々持っていた畦シート用のスコップで垂直にビニールを入れ込み、
酵母発酵などによる炭酸ガスを密閉できるビニールマルチ張りに更新しました。

これによって、太陽養生処理の精度は多分各段に上がって、より確実により高品質の育苗土になってくれることでしょう。

技術は年々更新していきますが、根本的な目的や理論はあまり変わっておりません、より自然の力を発揮できるように、実践しながら、その力が抜けないように補充改良していくことです。

個人的には、育苗土も自給できるように、農家さんや家庭菜園でもプランターや育苗がもっと身近なものになるきっかけを探しております。
自家採種したタネが、苗やプランターで、気軽に育てられるようになったらいいなーと思っております。


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6 コメント

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Unknown (西出)
2020-06-21 17:32:21
竹内様

お世話になっております。
定植した打木赤皮甘栗カボチャですが、ウリハムシが葉に付着しており葉が食べられている状況でした。
ネギ蔵で育ております。


成長具合は、本葉が10枚くらい。
定植から16日目です。
対策としては、ネギ以外にあんどんも行った方が有効でしょうか。
2株定植しましたが、1株は跡形も無く消えてしまいました。


お手数ですが、アドバイス頂けましたら幸いです。
返信する
ご質問ありがとうございます。 (竹内孝功)
2020-06-22 05:50:36
西出さんへ

そうですか。ウリハムシの被害は、定植した苗が畑に根っこを張り始める初期に起きやすい症状です。また、時期的に出やすい地域では、前もってウリ科を植える周囲に1ヵ月前にラディッシュ(二十日大根)を植えておくと、忌避できます。

1)まずは植えたウリ科の野菜の生育を促進すること
なので、1ヵ月前にネギクラツキ(ネギ鞍)をしたのであれば、問題はないと思います。

2)今は一番先にやることは、
①朝夕状況を観れるのであれば、気温の低いときにウリハムシを除去するとよいでしょう。

②日中は、飛んだり、落ちて逃げるので、何か容器に、水や油を入れて、そこにウリハムシが触って落ちるようにして捕獲するとよいでしょう。

3)その朝夕の訪問の際に、生長促進としてストチュウ水をたっぷり水やりもしくは、葉面散布も有効です。

4)物理的には、行燈支柱も有効で、飛行して入ってこれにくいのですが、今最高気温が28℃以上の場合、暑くなりすぎるので、もしやるのであれば、防虫ネットで囲む方が物理的には有効です。

5)最終手段としては、手で取る以外としては、朝露で濡れているときに、葉っぱに草木灰をかけます。

ガトーショコラにシュガーパウダーをかけるように、ザルで越した灰を葉っぱにかけておきます。

そうすると、灰つきの葉っぱは食べることができず、雨が降れば、流れてカリウムの養分としてカボチャが元気になります。

カボチャが、食べられるよりも早く成長できるように、できる限りをやってみて、メロンや打木赤栗など葉の柔らかい南瓜は特にウリハムシは好むので、来年は前もって対策しておきましょう。

返信する
Unknown (西出)
2020-06-22 17:38:35
竹内様

ご返信ありがとうございます。
具体的な対策案をいくつも教えて頂き、とても感謝です。


いかに元気に育つかをキーワードに、頂いたアドバイスを実践してみたいと思います。
あんどんは、気温を考慮したら暑さが危険ですね。。


お忙しい中、ありがとうございます。
返信する
コメントありがとうございます。 (竹内孝功)
2020-06-23 05:54:58
西出さんへ

どういたしまして。
ちょうど今、ウリハムシ対策の研究中で、まだ発表できない方法もあります。

まずは、現状回復できるよう、できる限りのことをしてみてください。

回復を祈っております。
また、何かあればその後を教えてください。
返信する
Unknown (まつさき)
2020-06-23 11:58:34
こんにちは、お久しぶりです!鹿児島の松崎です。
先日は、セスバニアなど緑肥のアドバイス、ありがとうございました。
とりあえず、少し蒔いてみて様子をみてみます。排水が良すぎるようなら途中で刈ろうと思ってます。(梅雨時の緑肥の成長はすごいですね!)

ところで、田んぼの方なんですが、6月6日に田植えをして1週間後、農薬をまいて、おかげさまで順調に育っております。耕作放棄地だったので、まだ目立った雑草も生えておりません。ただ、竹内さんに教えてもらったチェーン除草機を自作したので、1回使ってみたいなあと考えています。
泥をならしたり、苗にストレスを与えたいです。
田植えから25日間がチェーン除草の有効期間ということで、今週でもやってみたいんですが、慣行農法でやっても大丈夫でしょうか?初めてなので、試しに全体の4分の1程度かけてみたいと思ってます。
農繁期に執筆とお忙しいところ申し訳ありませんが、アドバイスよろしくお願いします。

※野菜だよりの奥様の記事も面白かったですよ🎵
返信する
ご質問ありがとうございます。 (竹内孝功)
2020-06-23 19:59:35
まつさきさんへ

そうですか、セズバニアなど緑肥によって、土が深くから改良されるの楽しみですね。

田んぼに関しては、藻など大量発生、もしくは稲が大きくなりすぎていなければ、田植え後25日間位まで可能ですので、是非、試験運用してみてください。

その結果を教えてください。興味あります。
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