自然菜園スクール2019 単発体験参加者は随時募集中~
最近注目のユーチューブ『自然菜園LifeStyle』に、
自然菜園スクール東京大月校の見学会が先日あり、
「特別編!竹内孝功さんの自宅の畑見学!前編」に初登場させていただきました!
【後編】特別編!竹内孝功さんの自宅の畑見学!もアップされました!見学会でもみていただいたナスのコンパニオンが紹介されています。
本日、。
今日は、唯一の無料質問BOXのブログのコメント欄に
「ブログ記事とは関係のないコメントで失礼します。現在、庭の草むしりに精を出しています。
キッチンガーデンを2坪で始めようかと思いますが、山から腐葉土を取ってきて入れて緑肥ミックスで土作りし、春から始めようかと素人ながら考えています。
どの程度腐葉土を入れたら良いのか、どの様に緑肥ミックスを使ったらいいのか、スケジュールなりご教授頂けたら助かります。
お忙しいところ恐縮ですが、よろしくお願いします。」
ととても良いご質問がありました。
実は、庭の自然菜園は、3バージョンあり、
1つは、プランターの土を入れるバージョン。それと2つ目は、狭い畑のみ可能な最高の腐葉土バージョン。
3つ目は、プランターバージョンです。
ざっくりの3つ目のプランターバージョンは、プランターの底に穴をあけて、半分埋めるやり方で、埋める場所には1つ目のプランターバージョンにしておきます。
小さなお庭で、水やりが少なくなり、高畝なので、水はけもよく、土に支柱を挿すので、背を高く育てることができ、強風にも強くなります。
*************************************************
◆以下ご質問についての回答の続き
草むしり、お疲れ様です。今後は、刈った庭の草は野菜の草マルチとして活用できるので、草刈りが楽しみになると思います。
いい質問ですね。庭のキッチンガーデンいいですよ~。ネギに、シソに、ミニトマト、バジル、ダイコンなど日常の食卓に旬がより感じられるようになります。
以下最新ブログに移動。
書いていてブログの内容級のご質問なので、ブログで取り上げたいと思います。
1)まず大前提として、
①山の腐葉土は、基本そのまま、絶対に畑に入れてはいけないこと。
※腐葉土として使う場合は、コンポスターなどに重ねて入れて2~3年位雨水を加えながら熟成させて、手で揉んでカンタンに分解する程度の状態の黒いもののみ使用可です。
というのは、山の落ち葉は分解するのに5~6年必要で、庭や畑にいないキノコなど特殊な菌でないと分解できないため、ある程度分解したものでも、入れると消化不良で、発根障害、発芽障害、根菜の又根、病虫害、モグラなどに3~5年苦しみ、6年目から野菜が育つようになる傾向があり、一生懸命落ち葉を運んだ先輩たちは苦渋をなめてきました。
②また、庭の場合、通常の自然菜園のテコ入れでは、元々田畑だったところに、家が建った場合や田舎で今まで菜園をやっていた庭を除けば、
野菜は以下の理由で育ちにくいものです。
・もともと庭なので、畑の微生物など生き物がいない
⇒堆肥や米ぬかが必要、その上で、1年目害虫→2年目害虫の害虫「益虫」など棲める場所にする
・家を建てるため、固く締めてあるので、水はけが悪く、空気の層がないため、根が育たない
⇒プランターの土を入れたり、完熟腐葉土、クン炭を入れたり畝を高くしたり、工夫が必要。
・庭の土は、通常庭木を前提に、山土など入れあったりするため、日本の山土では酸性が強く、カルシウム、マグネシウム、リン酸など必須養分、ミネラルの欠乏が激しく、
そのままでは野菜は育たない
⇒土壌分析をしない場合は、苦土石灰100~200g/㎡、バッドグアノ100g/㎡、BMようりん50~100g/㎡をすべて加える
そのため、バージョン1では、
庭の土3に対して、水持ちがよく水はけがよいように改良されているプランター培養土を1~3混ぜたうえで、
土壌分析をしない場合は、苦土石灰100~200g/㎡、バッドグアノ100g/㎡、BMようりん50~100g/㎡をすべて加え、
1週間後に、完熟堆肥3~5ℓ/㎡、米ぬか1ℓ/㎡、クン炭1~3ℓ/㎡を混ぜて畝立てするのが大変なようですが、
庭という菜園としては不自然な環境を野菜を育ててくれる微生物と根が張りやすい薬園(菜園)の基本となります。
2)ちなみに、森の土の場合、1㎝の土(A0層)を作るのに10~30年要します。その土(作土層)が30㎝以上あるのが野菜が育つ菜園です。
樹齢を重ねることができる樹木と、1年で実をつけ収穫が終わる野菜の違いは大きく、今無肥料栽培できるのも、野菜や穀物を何百年育ててきた結果畑になっている場所だからです。
そのため、焼き畑農法では、30~50年森を育てて来てから、それを焼いて、灰という強アルカリで、水に溶けやすいミネラルにすることで、
1~3年間根性のある根菜、穀類がやっと育つ位です。
そこで、庭をちょっとくらい何かを入れて野菜が育つことはまれで、ましてや未熟な腐葉土を入れると、腹痛を起こし(分解できずに消火不良)、作物が育たず、先輩たちはとても苦労しております。
化学肥料の場合、話が別ですが、、、。
3)今回は、まだ時間と山の腐葉土があるのことと、庭の草、2坪と狭いので、スペシャルな菜園化レシピ(天然腐葉土バージョン)をご紹介します。
①畝を立てる場所に、棒(120㎝支柱)などで1×3mに印をつけて、その横にブルーシートを敷きます。
②土を30㎝掘って、ブルーシートの上に山盛りにします。(大きな石を別固めておきます)
③30㎝掘った場所に、スコップ(大)でテコの原理で、溝をつけ、空気を入れてあげます。
④大きな石を③に入れて水はけのよい『プランターの底石』のような環境を作ります。
⑤その上に、木酢液をかけながら、山の腐葉土3とクン炭1の割合で混ぜながら、踏みながら15~30㎝重ねていきます。
※その上に、今抜いた草をとっておいて、敷くとよりよいでしょう。
⑥その上に②の土3とプランターの土1、(苦土石灰100~200g/㎡、バッドグアノ100g/㎡、BMようりん50~100g/㎡)×3㎡分を混ぜながら盛り上げ、
腐葉土の上に仮の畝を立てます。
⑦1週間後以降、雨に当ててから、畝に完熟堆肥(市販の完熟腐葉土の場合、5ℓに100g米ぬかを足したものでも代用可)3ℓ/㎡、米ぬか1ℓ/㎡、クン炭2ℓ/㎡を混ぜてしっかりした畝(畝の高さ15~30㎝以内)を立てて、1か月以上置いたら完成です。
⑧畝が完成した後に、通路に緑肥mixを播いて、緑肥mixを踏まないように育てます。
⑨夏野菜を育てる際に、しっかり草マルチを行い、お米のとぎ汁を薄めたものを株下やお庭のお花などにも、葉に当てないように水やりおこなうと、養分だけでなく、微生物が喜びますので、結果野菜も緑肥mixもよく育つようになるのでお勧めです。
⑩通路の緑肥mixが育ってきたら、通路が硬く踏み固まらないように、クン炭やもみ殻、森の腐葉土を敷き詰めましょう。
数年に一度、通路をスコップ(大)で耕すとより野菜も緑肥mixもよく育つようになりますよ。
4)スケジュールとしては、(温暖地:東京近郊、霜が降りるのが11月上~中旬の場合)
①~⑦を10月下旬までに行い
⑧を10月下旬~11月上旬、もしくは2月下旬~3月中旬(梅の開花)までに行うと、
4月からお庭で菜園で野菜の植え付けができます。(桜の開花)
ポイントは、
★霜が降りる前の地温が温かいうちに行うことで、来年春から菜園ができます。
★米ぬか、完熟堆肥を投入した後、1か月以上経たないと、発芽発根障害が出やすいため、緑肥mix、種まき、植え付けが不可です。
★腐葉土と石が入ることで、水はけよく、庭特有の根張りの悪さを大改善してくれ、作物が長期間にわたり、自然に素直に育ってくれるため、病虫害が出にくく、初年度から長期にわたり野菜がたくさん収穫できます。
★寒冷地(長野、東北)の場合、暖地(愛知、九州など)の場合では、スケジュールが異なります。
とても大変な作業なので、一度にはできませんが、畝1本ずつ丁寧にやる価値のある最上クラス「一度作ってしまえば、10年間土づくりのいらない」の土づくりです。
もし、ご質問だけでは、詳細はわかりませんが、1畝だけでもやってみてください。びっくりしますよ。
◆◇◆お知らせ◆◇◆
2019年土内容充実で、今年は、完全リニューアルで、
城山公民館「これならできる!自然菜園入門講座」講座が開催です。
毎月の野菜と土づくりのテーマで質問時間もたっぷりあるので是非お越しください。
今年度は、いつもの第1水曜日に
長野市城山公民館 18:30~21:25(当日、記録用動画撮影いたしております)
18:30~19:45座学
19:50~21:25質疑応答
新年度は、4月よりコンパニオンプランツの混植野菜をテーマに、季節の野良仕事と一緒にご紹介していこうと思っております。
今年のテーマ「コンパニオンプランツで混植」
毎月2種類(年間24種類)のメイン野菜とコンパニオンプランツを紹介。
各野菜とコンパニオンプランツをどのように栽培するとより効果的かなど体系的にポイント解説。
9/ 4(水)-「カブのコンパニオンプランツ」「キャベツのコンパニオンプランツ」
10/ 2(水)-「ニンニクのコンパニオンプランツ」「タマネギのコンパニオンプランツ」
次回自然菜園スクール自然菜園見学コースでは、2か月後田畑の生長具合を是非目の当たりにしてみてください。
8月18日(日) AM:自然菜園講座③(自家採種)
PM:真夏の自然菜園見学会(田んぼの出穂、野菜の夏休み、秋野菜の植え付け)
★次回 8/ 8(木)稲刈りのタイミングと稲の診断です。
『無農薬無化学肥料でできる!自給稲作入門講座』
1年の反省と来年に向けて
田んぼの土づくりは、3年。稲を育てて、草が生えにくい環境づくり。3年後に楽できるように、毎年の積み重ねが大切です。
悪い連鎖を断ち切り、よい連鎖が続くように、3年かけて少しずつ抜本的に改善するためには、この講座では、現状の問題の真の原因を見つけ、
どうすれば、悪い連鎖を断ち切り、よい連鎖が続くように、自分の田んぼで改善していけばいいのかを知り、
自分の生活や仕事のペースと稲のお世話のタイミングを合わせていく方法を見つけていきます。
場所:戸倉創造館3階会議室
日時:第2木曜日 18:00~20:45まで(全12回座学のみ)
受講料:1回1,500円
対象:米の自給をしたい方。米作りが初めての方大歓迎!
参考テキスト:『自給自足の自然菜園12ヶ月』(宝島社)153~174ページ
●問合せ・申し込み先●
千曲市役所経済部農林課農業振興係服部
電話026-273-1111(内線7244)
Email:nousin@city.chikuma.nagano.jp(件名を「自給稲作入門講座」として送信下さい)
自然菜園スクール2019 募集中~
『無農薬無化学肥料でできる!自給稲作入門講座』
1年の反省と来年に向けて
田んぼの土づくりは、3年。稲を育てて、草が生えにくい環境づくり。3年後に楽できるように、毎年の積み重ねが大切です。
悪い連鎖を断ち切り、よい連鎖が続くように、3年かけて少しずつ抜本的に改善するためには、この講座では、現状の問題の真の原因を見つけ、
どうすれば、悪い連鎖を断ち切り、よい連鎖が続くように、自分の田んぼで改善していけばいいのかを知り、
自分の生活や仕事のペースと稲のお世話のタイミングを合わせていく方法を見つけていきます。
★次回7/11(木)「中干しと出穂」です。
場所:戸倉創造館3階会議室
日時:第2木曜日 18:00~20:45まで(全12回座学のみ)
受講料:1回1,500円
対象:米の自給をしたい方。米作りが初めての方大歓迎!
参考テキスト:『自給自足の自然菜園12ヶ月』(宝島社)153~174ページ
●問合せ・申し込み先●
千曲市役所経済部農林課農業振興係服部
電話026-273-1111(内線7244)
Email:nousin@city.chikuma.nagano.jp(件名を「自給稲作入門講座」として送信下さい)
新刊発売中!!さっそくの重刷決定!ありがとうございます。第一弾!『とことん解説!タネから始める 無農薬「自然菜園」で育てる人気野菜』(洋泉社)
今までの自然菜園でわかりにくかった点を見事に解説!最新技術を加え、決定版になっております。
第二弾!4/19新発売『プランターで寄せ植え野菜』
プランターは、失敗しやすいものですが、基本を守れば、とっても簡単です!今回は、寄せ植えで2~3種類の相性の良い野菜を混植し、1枚のメニューになるようにイラストと写真でまとまっております。プランタ―だけでなく、庭や菜園でも使える組み合わせなので、参考にしてみてください。
現在、『竹内孝功さんの自然菜園講座』オンライン動画サイト試験発信中~
※有料サイトの都合、登録などの際に一部英語表記になっております。
※最新動画、「畑での野良仕事(実技編)」前編・後編もアップグレードできました。
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当方は山口に住んでおります。地図では気候区分は温暖地だと思います。
乳児がいるのであまりキッチンガーデンに手をかけれそうもないですが、最初の基礎だけは頑張ってみようと思います。
そうでしたか。乳児のためにも、気分転換がてら、最初の基礎作りやってみてください。
離乳食が母の手作り野菜っていいですね~。
是非赤ちゃんにも、畑予定地を観ながら、説明してあげてくださいね~。分からなくてもわかるはずなので。
また、掘った土と混ぜるプランターの土は、苦土石灰バッドグアノBMようりんが配合されているものがあるのでしょうか?
配合を自分でするのでしょうか?それは主婦にはちょっとハードルが高いです…
無農薬、無化学肥料、(植物性肥料は使われている)で野菜を作っている知り合いの方の畑の土を貰うというのはどうでしょうか?分けていただけるかまだ分かりませんが。
そうですね。
1)片手で持ち出せる程度の石であれば、大小大きさが違った方がいいので、敷き詰めます。両手でないと持ち上げることができない、大きすぎる石は、取り出します。
石が少なければ、ホームセンターやネットで、赤玉(大)を敷き詰めてもよいでしょう。
2)プランターの土は、野菜用のもので、ピートモス(ココヤシ繊維)、赤玉土、鹿沼土、バーミュキュライト、パーライトなど水持ちがよく、水はけがよい土のブレンドになっています。そのプランターの土を固くしまった単粒の庭の土に混ぜることで、野菜が育ちやすい「水持ちがよく、水はけがよい」土になるきっかけを得ることができます。
庭の菜園の場合、大きなプランターのようなものです。周囲を家や樹、塀などで囲まれており、水持ち、水はけが不十分なので、プランターの土を入れる必要が出てきます。
3)苦土石灰バッドグアノBMようりんなどは、プランターの土には入っておりません。(入っていると価格がものすごく高くなるので、入っていても微量です)500g~2㎏位までホームセンターやネットで売っているので、プランターの土とは別に必要量面積から算出して購入して使います。余ったものは、1作育ててみて、翌年使います。
4)「知り合いの方の畑の土を貰う」のは、もらえたら、1畝(1×4m)当たりバケツ一杯ほどあれば、畑の微生物など引っ越しされていいですね。
ただし、プランターの土のように、物理的に水持ちがよく水はけが長期間よくなるわけではないので、微生物などの生き物が手に入るくらいに考えていただければと思います。
その際に、害虫も益虫も草のタネも来るので、バランスのよい畑の土にしてくださいね。
現場を観ておりませんので一般論ですが、お庭の土は、大きな盆栽のようなもので、樹や花は育っても野菜を育てるには、貧弱すぎるので、プランターの土や補完資材など初期投資がかかってしまいます。
もし山口の場合、砂や石が混ざった「真砂土」が主流の土なので、化学肥料栽培などでは、水はけがよく追肥できるのでよい土なのですが、
無農薬栽培する場合、腐植や土が少なすぎて養分を維持したり、ちょうどいい水持ち水はけを維持する点からもプランターの土を加えることは、安易な方法ですが、効果抜群なのでおすすめです。
コメント失礼致します。
ブログの記事と違う質問で恐縮なのですが、近々空き地が借りれそうで、自然栽培にチャレンジしたいと思っています。
竹内さんの本を読んで色々興味深く勉強させてもらってるところなのですが、耕作放棄地にあるセイタカアワダチソウの処理方法が分からず困っております。
根ごと取った後、緑肥として使えますでしょうか?それともアロパシーの影響を考えて処分した方がいいでしょうか?
またこの土地に今の時期から間に合う野菜づくりがあれば合わせて教えて頂ければ幸いです。
何卒、宜しくお願い致します!
そうですか、空き地をお借りできるようになってよかったですね。
拙著を読んでいただきありがとうございます。
1)ステージ0のセイタカアワダチソウたちは、ステージ1からの痩せ地の草~ステージ3:肥沃な土地の草のとは違います。ステージ1~3は種で子孫を増やす草、1年草です。
2)ステージ0は、多年草の集まりで、種だけでなく、根で増えることができ、根からアレロパシー(他の草や野菜を抑制する物質)を出し、根を張り巡らせ他の草や野菜を排除する草たちです。
①例えば、セイタカアワダチソウですし、笹や葛(クズ)もその仲間で、総じて痩せ地のことが多いです。例外は、葛はマメ科なので、実は開墾するとすぐにステージ2くらいに土が肥沃になって行く傾向が強いです。そのため拙著では、どこでも育つ雑穀や大豆が育てやすいとお奨めしております。
②そのため、ステージ0の草が生えている場合は、基本「開墾」で、まずは草刈り(もしくは根ごと抜く)その後、耕し、畝立ての際に、熊手やレーキで、根を取り除き、取り除いた根や茎はは、最後に通路に敷くとよいので、どこかに山に積んでおきます。
80㎝通路脇に2条緑肥mixが育って、来たら、クン炭やモミ殻を敷くとクッションになって通路が硬くなりにくく、通路にも野菜や緑肥の根がよく張るようになるように乾いた多年草の根や茎を敷き詰めると、さすがの多年草も常に踏まれているので、再生できず、もみ殻のようにクッション効果にもなります。
3)「この土地に今の時期から間に合う野菜づくり」とのことですが、どちらの土地かわからず、寒地・寒冷地ではもう間に合いませんし、温暖地・暖地の場合はできることもあります。どんな風土の土地でしょうか?
例えば、神戸で霜が降りるのは、11月上旬頃など場所と初霜の降りる時期などがわかるとアドバイスできます。
4)「自然栽培にチャレンジ」とありますが、空き地が、元々農地の場合は、ステージ1~2の野菜であれば、割と早く野菜が育つと思います。
しかし、今まで野菜が育ったことがなく、のび太君やジャイアンが草野球をしているような、庭や本当の空き地の場合、ステージ0の野菜、穀物は育ちますが、まずは農地(野菜を育てる微生物や生き物)がいる環境にしないとステージ2~3は育たないと思います。
ステージ1~3を育てる場合は、それなりの補いとして完熟たい肥、腐葉土、落ち葉、米ぬか、クン炭などで、生き物を投入しエサを補い環境をつくり、苦土石灰やバッドグアノなどミネラルでpH調整しながら畝立てする必要があります。
空き地や森に野菜が育っていないように、菜園というのは特殊な環境です。そのきっかけが畝立てや補いです。
早速ご返答ありがとうございます!
セイタカアワダチソウも通路に敷く分には大丈夫だとわかって良かったです^_^また、通路にもみ殻などをしいて、畑や緑肥エリアだけでなくその先の通路環境まで考えること、とても参考になります。
場所は茨城県水戸市で初霜はだいたい11月中旬頃が多いようです。場所は元々は畑だったところで数年使われていなかったと聞いております。セイタカアワダチソウも背丈を越えるほどはいかず力は入りますが手で抜くことができそうな感じです。日当たりはよく、場所自体は高台にあり、畑ではも少し道路なより50センチは高いため水はけは悪くなさそうです。土地が多少斜めになっているので場所により水はけは変わりそうですが‥。北側には杉林がありますが、東西南は大きな建物はないので風通しも良さそうです。
こんな感じで畑のイメージ分かりますでしょうか?
ご相談にのって頂き、本当に助かります。
宜しくお願い致します!
ずっとやってみたかった家庭菜園、竹内さんの著作を参考に、この夏初めて挑戦しました。
今年の春まで両親が花壇として使っていた庭の一角で、奥行きが30cm程度、ブロックを土止めにしてあるthe花壇という場所です。
途中、ミニトマトの根が傷んで枯れてしまったため、取り除くために掘り返してみますと、土が入っているのは上部20cm程度、その下は砂(山砂だと聞いた覚えがあります)でした。
驚いて、他の場所も確認してみましたら、我が家はよくある砂利のままの駐車場にしてあるのですが、やはり20cm下はその砂利でした。
でも、何とか土作りをして、野菜を育てられるようにしたい・・・と思っていた時に、このブログ記事を読みました。
ありがとうございます!
1mの幅を取るのは難しいのですが、記事を参考に、土を掘り返してやってみたいと思います。
そこで質問なのですが、
①我が家は愛知県で、暖地になるようですが、手順7まではやはり今月末に済ませるのが良いでしょうか。
初霜は平均で平成に入ってからの平均で11/27のようです。
②砂利はふるって土と石に分けるにしても、砂はプランター用の土と混ぜても大丈夫ですか。
取り除いてしまった方が良いでしょうか。
お教えいただけましたら、幸いです。
「茨城県水戸市で初霜はだいたい11月中旬」であれば、関東ローム層で、元畑であれば、条件はいい感じですね。
私なら、
1)土を簡易土壌分析をして、pH、塩基バランス、EC,CECなど科学的にわかる診断書をみて、畑に入りすぎているもの、足りないもの等のバランスを補いながら畝立てをします。
2)来年夏野菜を育てる畝には、ネギを植えておきます。
3)越冬野菜(エンドウ、ソラマメ、ニンニク、タマネギ、越冬キャベツなど)を育てたい場所は、植え付け一ヵ月前までに、畝立て補いを行います。
一番大切なのは、少量多品目の家庭菜園では、連作障害が出やすいので、しっかり菜園プランを考えて作付けするのが大切なので、1)の結果が来るまで、体力と時間で3年後どういう菜園になっていたいのか想像しながら行ってみてください。
2~3月に菜園プランの講座を東京・町田などで行いますので、そちらに参加していただくのもいいかなーと思いました。
そうですね。
1)愛知県であれば、7までを霜が降りるまでに、つまり11月中旬までに終えるといいでしょう。
2)家を建てる基礎として砂利を敷いたと思われます。砂利の半分は、「④大きな石を③に入れて水はけのよい『プランターの底石』のような環境を作ります。」の石と一緒に戻していいと思います。
残り半分は、土と混ぜるより、養分保持できない部分なので、除いた方がいいと思います。
3)一番大切なことは、補い資材の量は1㎡あたりなので、1m取れない場合は、面積当たりに計算してみてくださいね。
4)最終的には、上部20㎝では野菜が育たなかったように、野菜の根が張る深さ30㎝位は最低よい土にすることです。その上で、その土の下に落ち葉の層などがあれば最高という感じなので、プランターの土などを足して、30㎝以上根が張れるスペースづくりを心掛けてみてください。