無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

Azumino自給農スクール12月その2(野沢菜漬け2&合鴨の解体)

2012-12-11 08:48:42 | 自然菜園スクール
本日、

安曇野はで真っ白です。最低気温-11℃!?凄い寒いです。

さて、前回のブログの続き、Azumino自給農スクール12月初日の続き、野沢菜漬け2&合鴨の解体です。




遅まきの野沢菜は、小さいけれど霜に何度も当り、旨み倍増で切り漬が楽しみに育っていました。


安曇野地球宿さんの玄関先を使わせていただいて、野沢菜の洗い(お菜洗い)、
そして切って、塩を振って簡単調理後、袋に詰める超簡単野沢菜の切り漬の完成です!

養生園、シャロムヒュッテでも同様の野沢菜切り漬をしましたが、育った畑が違うと野沢菜の風味が異なり面白いものです。


6月から田んぼコースで、みんなの田んぼで飼っていた合鴨くんです。

田んぼに生えるコナギなどを食べてくれるので、田んぼが2~3回ヒエ取りに入るだけで、草が全くなくなってしまう凄い存在。
田んぼで自由に育った合鴨が今日みんなの手で、解体され肉になります。




首をのばし、頸動脈を2か所切りこみを入れ、逆さにして放血させます。


90℃のお湯で、ちょうど1分。熱いお湯で合鴨の毛が抜けやすいようにします。




固い毛から取り始めて30分ほどで、合鴨が見た目に美味しそうな肉になっていきます。




ヌディーになった合鴨を地球宿の望さんにご指導いただきながら解体していきます。


合鴨の部位、モモ、ムネ、ササミ、そして内臓のハツ(心臓)、レバー(肝臓)、砂肝と解体していきます。


砂肝は文字通り、砂が詰まった内臓で、石をこすり合わせることで消化を助ける大切な臓器です。


内臓は、衛生的にも汚いので、最後にまとめて行い、それ以外の肉に触れないように心がけます。

野菜も肉も、生き物で生きていたものの命をいただきます。
自分で育て調理することで「いただきます!」の気持ちが心から言えるようになるから不思議です。

長野県の諏訪大社には「諏訪の勘文」という呪文がり、その内容は「仏教の慈悲と狩猟の殺生は両立する」という説であります。

諏訪大社にはこの説を狩猟の免罪符「鹿食免」として発行、同時に発行する「鹿食箸」という肉を食する箸を授かったものは獣の肉を食することができるという許可をしてきた歴史があります。

諏訪をはじめ長野県は寒過ぎて、海も遠く、狩猟の肉食が越冬には欠かせなかったのかもしれません。
命をいただくことは、野菜もお米も同じですが、カモはで肉にするまで動いているので、一層感謝の念が出ます。

今は、食べ物というより、食品という名の商品が多く、流通の事情、フードマイレージ、価格などで食べ物の原点が遠くなって見えにくくなっています。

Azumino自給農スクールでは、食べるものをもっと身近に、美味しく、命をつなぐところまで体験を通じて感じていただけたらと思っております。

さらにパワーアップする2013年のスクールの各コースの生徒さん募集は1~2月末の間で行います。
自然育苗コース(旧:育苗コース)3~5月
自然稲作コース(旧:田んぼコース)3~12月
自然菜園コース(旧:畑コース)3~12月
自給農コース(旧:田畑コース)3~12月

来年度は、更に出版記念で、本に書いたこと、書けなかったこと、それらをわかりやすく体験しながら学ぶ場にできればと、準備しておりますのでお楽しみに~。



12月5日(水)は長野、12日(水)松本で、
無農薬ずくなし家庭菜園教室です。

長野メルパルク教室
長野城山公民館教室
松本教室

【拙著のご紹介】

『これならできる!自然菜園』


『コンパニオンプランツで失敗しらずのコンテナ菜園』

好評発売中~

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