本日、。
本日、ホームページhttp://39zzlife.jimdo.com/更新しました。
立春に入ったせいか、朝夕の冷え込みも若干少なくなってきたような気がします。
昨日は、(財)自然農法国際研究開発センターhttp://www.janis.or.jp/users/infrc/
に長野県有機農業研究会と山梨有機市民の会合同の穀物野菜部会主催の「稲作勉強会」に参加してきました。
午前中の一部は、有機農家さんの事例発表会でした。
農家さんの異なる農地の環境や人柄により様々な試みや姿勢は大変勉強になりました。
ある方は、2連の除草機を更に、二代合体させ効率を求めたり、
さまざまなアイディアが紹介されました。
午後は、自然農法センターの職員さん(写真岩石さん)による有機農業・自然農法の移行事例や苗作りの要点の発表がありました。
要点を簡単にまとめると
1)有機農業・自然農法には風土により、同じ方法が上手くいくとは限らない。
2)有機農業・自然農法には、ある期間の移行期間を経て安定してくる。
3)有機農業・自然農法にむいた苗・移植時期がある。
苗作りは、有機農業・自然農法において最も重要で、
移植の際、根の活着が良い自立しやすい苗は、太く素直に伸びたデンプン質の蓄えのあるものが良い。との説明で、20年間有機稲作の研究に基づいた含蓄の多い解説でした。
続いて、同センターの三木さんによる発表は、
有機農業・自然農法の有機物による田の草に関するものでした。
田の草は、ある程度以上占有してしまうと、稲が著しく収量が落ちることから、
有機農業・自然農法にとってもっとも大切になってくる課題になります。
面白い比較実験の写真です。
同じ田んぼに畦シートを囲い左と右で全く他の草の占有率がことなります。
右は、イネの株元にコナギがたくさん出ています。
この違いは、有機物(ワラ)の田んぼへの戻し方が違いから来ています。
左は、ワラを堆肥化し土に十分馴染ませ、表面にボカシが田植え後施してあります。
右は、春に去年のワラを鋤き込み、田植え直前にボカシを鋤きこんだものです、
つまり、ワラが十分に分解されていないとコナギが生えやすく、
ボカシが左はイネを育て草を抑えるのに役立ち、右はボカシでコナギが大きくなったということでしょう。
このことからも同じ有機物でも施し方によって、
主にイネを育てる田んぼになるのか、草が優先してしまうのかが分かれてしまいます。
最後に、質疑応答のパネルディスカッションでも質問が多かったのが、
今はやりのチェーン除草です。
田んぼにチェーンを引きずることにより、簡単に田の草を一層できると今話題になっている除草機です。
ただし、この除草法には、2点条件がありそうです。
イネも倒しながら除草するので
1)代かき、田植え後苗が田んぼに根を下ろした極初期に限る。
2)倒されてもしっかり復活する根の張りが良い苗であること。
最近、田んぼが面白くなってきたところだったので、とても良い勉強会でした。
Azumino自給農スクールでも田んぼコース
http://39zzlife.jimdo.com/%E5%AE%B6%E5%BA%AD%E8%8F%9C%E5%9C%92%E6%95%99%E5%AE%A4%E3%81%AE%E3%81%94%E6%A1%88%E5%86%85/azumino%E8%87%AA%E7%B5%A6%E8%BE%B2%E3%82%B9%E3%82%AF%E3%83%BC%E3%83%AB-%E9%80%9A%E5%AD%A6-%E5%AE%BF%E6%B3%8A/%E7%94%B0%E3%82%93%E3%81%BC%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%82%B9/
があるので、今年参加者と一緒に田んぼを学ぶ際にこれらの技術をお伝えできればと思います。
***********************************
さらに学びたい方にお奨めの特別講座
無農薬・自然栽培のはじめ方『自然農法の土作り・持続可能な菜園プランの作り方』
自然農法の土作り、自然農園作りに必要な菜園プランの立て方を具体的に学びます。自然農法の考え方を学び、実際どのようにすれば、より自然に野菜が育ってくれる畑になるのか、2回に分けて勉強します。各回の前半は、講座。後半は、食事やお茶をしながら交流会、質疑応答の時間とし、日頃の家庭菜園の疑問・ご相談に乗ります。
時間:18:30~20:00 講座(開場18:00~)
20:00~21:00 交流会(質疑・応答タイム)
※20:00~別途お食事やお茶をご注文できます。
会場:時代遅れの洋食屋 おきな堂3F(〒390-0811 長野県松本市中央2丁目4-10)
お申し込み:会場の 0263-32-0975【要予約】
※近くに駐車場もございます。お問い合わせください。
参加費:各回1,500円(1ドリンク付き)【各回先着20名】
詳しい案内のPDFは、http://39zzlife.jimdo.com/
からダウンロードできます。
本日、ホームページhttp://39zzlife.jimdo.com/更新しました。
立春に入ったせいか、朝夕の冷え込みも若干少なくなってきたような気がします。
昨日は、(財)自然農法国際研究開発センターhttp://www.janis.or.jp/users/infrc/
に長野県有機農業研究会と山梨有機市民の会合同の穀物野菜部会主催の「稲作勉強会」に参加してきました。
午前中の一部は、有機農家さんの事例発表会でした。
農家さんの異なる農地の環境や人柄により様々な試みや姿勢は大変勉強になりました。
ある方は、2連の除草機を更に、二代合体させ効率を求めたり、
さまざまなアイディアが紹介されました。
午後は、自然農法センターの職員さん(写真岩石さん)による有機農業・自然農法の移行事例や苗作りの要点の発表がありました。
要点を簡単にまとめると
1)有機農業・自然農法には風土により、同じ方法が上手くいくとは限らない。
2)有機農業・自然農法には、ある期間の移行期間を経て安定してくる。
3)有機農業・自然農法にむいた苗・移植時期がある。
苗作りは、有機農業・自然農法において最も重要で、
移植の際、根の活着が良い自立しやすい苗は、太く素直に伸びたデンプン質の蓄えのあるものが良い。との説明で、20年間有機稲作の研究に基づいた含蓄の多い解説でした。
続いて、同センターの三木さんによる発表は、
有機農業・自然農法の有機物による田の草に関するものでした。
田の草は、ある程度以上占有してしまうと、稲が著しく収量が落ちることから、
有機農業・自然農法にとってもっとも大切になってくる課題になります。
面白い比較実験の写真です。
同じ田んぼに畦シートを囲い左と右で全く他の草の占有率がことなります。
右は、イネの株元にコナギがたくさん出ています。
この違いは、有機物(ワラ)の田んぼへの戻し方が違いから来ています。
左は、ワラを堆肥化し土に十分馴染ませ、表面にボカシが田植え後施してあります。
右は、春に去年のワラを鋤き込み、田植え直前にボカシを鋤きこんだものです、
つまり、ワラが十分に分解されていないとコナギが生えやすく、
ボカシが左はイネを育て草を抑えるのに役立ち、右はボカシでコナギが大きくなったということでしょう。
このことからも同じ有機物でも施し方によって、
主にイネを育てる田んぼになるのか、草が優先してしまうのかが分かれてしまいます。
最後に、質疑応答のパネルディスカッションでも質問が多かったのが、
今はやりのチェーン除草です。
田んぼにチェーンを引きずることにより、簡単に田の草を一層できると今話題になっている除草機です。
ただし、この除草法には、2点条件がありそうです。
イネも倒しながら除草するので
1)代かき、田植え後苗が田んぼに根を下ろした極初期に限る。
2)倒されてもしっかり復活する根の張りが良い苗であること。
最近、田んぼが面白くなってきたところだったので、とても良い勉強会でした。
Azumino自給農スクールでも田んぼコース
http://39zzlife.jimdo.com/%E5%AE%B6%E5%BA%AD%E8%8F%9C%E5%9C%92%E6%95%99%E5%AE%A4%E3%81%AE%E3%81%94%E6%A1%88%E5%86%85/azumino%E8%87%AA%E7%B5%A6%E8%BE%B2%E3%82%B9%E3%82%AF%E3%83%BC%E3%83%AB-%E9%80%9A%E5%AD%A6-%E5%AE%BF%E6%B3%8A/%E7%94%B0%E3%82%93%E3%81%BC%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%82%B9/
があるので、今年参加者と一緒に田んぼを学ぶ際にこれらの技術をお伝えできればと思います。
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さらに学びたい方にお奨めの特別講座
無農薬・自然栽培のはじめ方『自然農法の土作り・持続可能な菜園プランの作り方』
自然農法の土作り、自然農園作りに必要な菜園プランの立て方を具体的に学びます。自然農法の考え方を学び、実際どのようにすれば、より自然に野菜が育ってくれる畑になるのか、2回に分けて勉強します。各回の前半は、講座。後半は、食事やお茶をしながら交流会、質疑応答の時間とし、日頃の家庭菜園の疑問・ご相談に乗ります。
時間:18:30~20:00 講座(開場18:00~)
20:00~21:00 交流会(質疑・応答タイム)
※20:00~別途お食事やお茶をご注文できます。
会場:時代遅れの洋食屋 おきな堂3F(〒390-0811 長野県松本市中央2丁目4-10)
お申し込み:会場の 0263-32-0975【要予約】
※近くに駐車場もございます。お問い合わせください。
参加費:各回1,500円(1ドリンク付き)【各回先着20名】
詳しい案内のPDFは、http://39zzlife.jimdo.com/
からダウンロードできます。
「小さな有機農家の為の有機農業情報」
http://asahiyanoujou.jp/doblog/yuuki/
稲作勉強会、ありがとうございました。
農家の疑問・失敗をどのように改善したらいいのか、成功者やコメンテーターに聴ける会も面白いなーと思いました。
「小さな有機農家の為の有機農業情報」、
知りませんでした。勉強になります。
情報ありがとうございます。
行き着いた先が有機栽培になれば良いんじゃないか。という感じですね。
こうした勉強会報告はこちらも参考になります。
石黒家では小祝政昭氏の有機栽培を参考にしていますよ。
農業は、多種多様でとても面白いと思います。
風土、考え方で様々なところでつながってきます。
おっしゃるように小祝理論や慣行はかなり完成度が高いので勉強にとてもなります。
様々な組み合わせで自分の田んぼに合った方法の精度が上がったり、
選択の幅が広がると思います。
ありがとうございます。