無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

西村和雄先生がきたる!!

2009-07-24 23:48:27 | 出張菜園教室
本日、ときどき

昨日は、長野県有機農業研究会の見学会を友人の畑とうちの田畑で行いまいた。

ゲスト講師として、有機農業技術会議代表の西村和雄先生が京都から来られました。

西村先生は、『有機農業コツの科学』(旧『ぐうたら農法のすすめ』)や最近7月には『野菜を見分けるコツ百科』を出された有機農業会では著名な先生です。

以前からいろいろ教えていただいていただけに、今回見学会でうちの田畑に来るとのことで、嬉しいやら緊張するやらでかなりしました。

まずは、友人の小山さんの畑にてスコップで土を掘り、はじめ農地の履歴や現状の土壌生物農地の土壌診断を行ってくれました。


その後は、生育中のインゲンの葉から何が欠乏しているのかなど、目で見てわかる野菜の健康診断とその対処法の紹介、
その土地に合った果樹の選択や育て方などをレクチャーしてくださいました。


その後うちの田んぼに移動し、田んぼのトロトロ草の診断や除草方法の講義や、お米の収量と旨みの法則など田んぼにまつわるお話をいただきました。


うちの畑では、現在廃鶏を18羽飼っています。
うちでは鶏糞は農地に入れませんが、鶏糞などの動物糞は、草と少量まぜて堆肥を作ればいい堆肥づくりになることや、過剰な有機肥料は病虫害の元であるとおそわりました。


草だらけのうちの畑では、大豆とトマトの混植や、健康な野菜の葉は新緑の色であることなど教わりました。


最後に、ゆうこさんのつくったズッキーニとバナナのケーキでお茶をしながら、先生への質疑応答が行われました。


その後、安曇野地球宿で一緒に食事を食べ、和気あいあいと懇親会も行いました。

世界を股にかけて有機農業の指導をしている先生だけあって、さまざまな質問に丁寧にお応えいただき、
参加者33名とかなり突っ込んだ見学会になりました。

有機農業促進法が国会で可決され、現代農業が農薬・化学肥料農業に代わる新しい安全で持続可能な有機農業に期待が集まっています。

農薬・化学肥料は機械的に画一的にできる農業である半面、安全性と石油依存といった将来への不安さをもっています。

かといって有機農業はまだまだ技術的にも、化学的にも改良の余地が多い過渡期です。

これからの農業を、地球を、食糧問題を真剣に考えた時、有機農業がより多くの人によって実践されるためにも有機農業の技術の確立や自然観察がとても大切になってきます。

持続できる安全な有機農業にとってこのような見学会は、とても意義あるものになると思いました。


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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
お久しぶりです。 (morita)
2009-07-25 03:02:59
 いろいろとご活躍のご様子ですね。

 9月に初めて西村先生の畑を見学させて頂きます。

 今から楽しみです。
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Unknown (kawa)
2009-08-03 12:09:03
私も自然農法センターの先生に畑を見てもらってアドバイス受けた事がありますが、それが西村先生とは素敵ですね。
「野菜の達人」購入して、たけうちさんのお顔を拝見しました。(^^)

moritaさん、私も昨年8/23に西村先生の農場を拝見し、著書にある写真通りで感動しました。楽しみですね。(私のブログ参照下さい)
返信する
コメントありがとうございます。 (たけうち あつのり)
2009-08-09 12:47:45
kawaさんへ

師匠たちに畑を見ていただくのは光栄なのですが、緊張でドキドキです。

『野菜の達人』購入ありがとうございます。

お返事が遅くなって申し訳ございませんでした。
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