いつものことだけど、稽古に人が集まらない。リタイヤ組のシニアの出席は上々なんだが、仕事現役の若手?いや中堅はどうしてもねぇ。中で一番出番の多い正真正銘バリバリの若手はほぼ毎日残業で、9時近くなって、「今日も仕事終わりません。稽古休みます」ってラインが切ない。うーん、ブラックじゃないの?って言いたいところだが、当人が将来掛けて選んだ仕事だから、それはぐっと飲み込んで、無理しないで、って声かけるくらいしかできない。
本番まで2か月を切ったが、未だに本読み、セリフのチェック、できるんですか?って不安の声には、あえて、出来ます!とはっきり断言。それしかないが、これまでの経験から言っても、最後はなんとかなるのが菜の花座なんだ。
早く立ち稽古に入りたいんだが、それ以外にもやらねばならぬことは山積みなんだ。道具さんは装置作りに余念がないし、大切な小道具、仮面なんかもいっぱい試し作りしてくれている。
これをベースに様々飾りを付けてくれるってことでこれはお任せで安心だ。
なかなか進まないのが衣装選び。これぞと思う衣装候補を持ち込んで、稽古前、稽古終了時にはさながら展示会になる。
なんせ、時代が大正、しかもダンスホールってことなので、当時の女たちの画像とか探しながら、手探り状態だ。団員の多くが、古着屋に出かけて掘り出しもの探しをしている。これまでと違って、出来合いのものでなんとか誤魔化すって姿勢から、手に入ったものをリメイクしてそれらしく作り直す、なんんてことにも挑戦し始めてくれているのが、成長だなぁ。できれば、生地買って来て、仕立てるくらいになってくれると素晴らしいんだが、今のところ、そこに挑戦してくれているのは、舞台監督の男性だけ。彼の意欲をぜひ、衣装さんも見習って欲しいところだ。
なんせ、出演者全員、3着は用意しなけりゃならないんだ。凝った舞台仕掛けなので、ほんと大変!ある程度揃ってきたら、各シーンごとに、出演者分並べて確認しなけりゃならないだろう。当人に合うってことだけじゃなく、全体のバランスってものも大切だからね。それぞれ、これが着たいとかあるんだろうが、そういう願望には目をつぶって、ダメだしが続く。
判断する演出としても、しっかり細かいイメージを固めないとね。そのためにも、早く立ち稽古に入りたいんだが、劇中ダンスの振り付けも届いていない状態で、そっちもヤキモキするとこだ。おっと、ポスター・チラシ・チケッとの印刷もまだだった。遅い!頼むぜ、担当さん。
もちろん、連休なんて歓迎ない。週に2度の稽古も足りないって声がシニアを中心に広がり始めてる。うん、わかるけど、働いてるメンバーはねぇ・・・
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